シチリアのりんごの季節と秋の旬

シチリアにりんごの季節がやってきました♪

シチリアでりんご？と思うかもしれませんが、、、。

シチリアに来た15年前、田舎道を

『りんご〜、りんご〜、地元でとれたりんごだよ〜』

と拡声器で叫びながら、走る車に遭遇。

シチリアでりんご！

私の中では、りんご＝寒いところ、というイメージで、

とても驚いた事を思い出します。

決して八百屋には出回らない地元のリンゴ。

今日の農民市場で発見！

りんご以外にも、この時期限定の旬が並ぶ農民市場。

今年はオリーブの収穫が早く始まっているようで。

友人も何人か既に収穫して搾油していました

私達もあとちょっとしたら収穫予定！

細いアスパラガスは春と秋の短い期間だけ出てくる本当に旬が短い食材。

ほろ苦くて、味が濃くて、本当に美味しい！

リゾットやフリッタータにするとサイコーなんです♪

C氏の実家にもある小さな洋梨は、木に成っている実が一気に熟すから、

一気に市場にならんで終了。

ちなみにC氏の実家は8月中旬ごろに旬を迎えるのですが、

そのころ、いちじくやら、プラムやら、、、他にも食べる果物がたくさんあり過ぎて、

この洋梨はいつも墜落してしまっていました。

毎年もったない！と思いつつも、

私も収穫する時間がなく、、、、。

そういえば、今年はどうだったんだろう？

見逃してしまった！！！

最後の写真はアッザローラと呼ばれている、ちっちゃなりんごのような果物。

「もうね、あんまり木が植わっていないんだよ。

忘れられてしまった果物、、、って感じかなー。」

と、農家のおっちゃん。

最近、果物もキズのないキレイなものが流通し始めて、

農家さんが売っているようなちょっとキズがある果物は売れなくなってしまったそうで。

その木を大切に育てている人もいれば、伐採してしまう人もいる。

ちょっと考えさせれてしまったこのアッザローラでした。

秋の農民市場は旬と旬の狭間で、ものすごい短い旬を迎えるものが並びます。

毎週、毎週、農家さんによって並んでいるものが違って面白い！

しかも、山積みのナスやパプリカの横っちょに、

ちょこっとだけ申し訳なさそうに並ぶ、このシチリアの旬のものたち。

農家のおっちゃん達は気さくに色々と教えてくれてほんとに勉強になります。

ちなみに、農家のおっちゃんだけじゃなくて、

買い物にきているおっちゃん達も教えてくれます（笑）

シチリアに来てから数年は、そんなに忙しくなかったから、

旬を探して市場に行ったり、田舎を探索したり。

数年経った頃から、ありがたいことに急に仕事が忙しくなり、

コロナがやってくるまで忙しさにかまけて、

いろんな事を見逃して来た気がします。

時間に余裕があって、なおかつ行動が制限されている今年は、

改めていろんな事をインプット、というか、実感できる年となったのでした。

今年はおおいにこの失業生活を楽しみたいと思います！

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