NEW POST

少しずつ理想の生活に近づく

少しずつ理想の生活に近づく_e0335287_00390982.jpg


今年はワタクシ、完全失業中にて時間が例年よりもたくさんあり。

いつもなら、5月は日本で春の料理教室。
そしてイタリアに帰ってきて6月~7月にかけては1年の中で、もっとも忙しい季節の一つ。
(そして第2のピークは9月~11月)
今が一番いい季節なのですが、ゆっくり楽しむ時間はなく、お客様と一緒に初夏を楽しみます。

今年は、春からじっくりと季節の移り変わりを楽しむことができていて。

ちょっと時間があったので、昔の写真を整理してみたりして。
(あまりにありすぎて、途中で放棄しましたが・笑)
2005年、シチリアに来たときの写真、懐かしいなー、と思って眺めていました。


私が1年半の料理留学生活を終えて、もう少しシチリアに残りたい、と思った理由は、
とある家族との出会いでした。
それが、現在オットとなったC氏の家族、ドミンゴ家。
このブログを長くご覧のお方は、最初のころに頻繁に登場していたので記憶に残っているかと思います。

彼らはトラーパニから15キロ、車で20分くらいの美しい丘陵地帯に住んでいて。
お父さんが家の裏の庭というなのでっかい畑で家族が食べる野菜を作っていて、
お母さんがそれを使って料理する。
野菜という野菜はほとんど買うことなく自家製。
鶏もいたから、卵も自家製。
そのほか、オリーブオイル、酢、ハーブ、豆、、、日常の食生活はほとんど自家製という時給自足生活を送っていました。
私と出会う5年前くらいまでは麦も、ワインも、ウサギもいて、買い物してなかったそうで。

東京で育った私は、そんな生活がすっごくキラキラとして見えて。
ドミンゴ家との出会いは7月だったのですが、留学期間が終了したのが3月。
もう1年、この人達の生活を見てみたい!と思ってシチリアに残ることを決めました。

と、15年前にはキッラキラに見えたドミンゴ家の生活、自分には絶対無理だなー、と思っていたのですが、
15年経った今、あれ?ちょっとだけ近づけているかも?と思う今日この頃。

オリーブ仕事はここ6年か7年、C氏がお父さんのオリーブ農園の一部を継いでからは、もはや日常の一部だし。
野菜も夏はなんとか自給自足ができている。

最初の年に度肝を抜かれたトマトソース作りも、まぁ、規模は小さいですが私もやってるし。

少しずつ理想の生活に近づく_e0335287_00393079.jpg

ちなみに、彼らはワンシーズンで1トン以上のトマトを自分達で栽培して、ソースにしていました。
お父さんが80歳になるくらいまで続けていたので、すごいなー、と思います。
(ちなみにお父さん、仕事は農家ではなく、家族のためだけに作っていました)
一番上の写真の大鍋で、庭に薪をしてトマトを茹で、瓶詰したら最後はドラム缶で煮沸消毒!
大鍋はそろそろほしい頃ですが、さすがにドラム缶で作る日は私には来ないでしょう(笑)

このドラム缶煮沸消毒、季節の間に3回くらいやっていました。
出来上がったトマトソース瓶は1000瓶以上、、、💦
ちなみに普通の一般家庭です(笑)

少しずつ理想の生活に近づく_e0335287_00394435.jpg

トマトを大鍋で煮た後の火で、煮沸消毒している間にサルシッチャを焼いて夕食。
あー、美味しかったなー。


アーモンドや、

少しずつ理想の生活に近づく_e0335287_00395786.jpg


イチジクも庭に干されていて。


少しずつ理想の生活に近づく_e0335287_00395106.jpg


全ての量が一般家庭の域を超えていたな(笑)

私達は街の近くに住んでいます。
それは、私もC氏も仕事をしているため、移動時間を少なくするためでもあり。
C氏はイタリア人の中でも、かなりの働き者で。
仕事は日本人と同じくらいキッチリこなすたちが故、なんだかいつも仕事に追われていて。
今は、2人とも自分達の生活にかけられる時間が限られていて、理想の生活(私にとって・笑)を追求するのは到底無理。
本当はワインやお酢も作りたいんだけどなー。
まずはブドウの木を植えなくちゃ。

おそらく私は仕事を辞める事はないでしょうから、C氏が定年して畑仕事してくれる日が来るのを待ちます(笑)

それでも、少しずつ近づけていたのだなー、と思うとちょっと嬉しくもあり。

イタリアに来た頃は小娘だった私も、あれから随分時が経ちました。
この家籠り生活で、思うこともたくさんあり、日常生活を丁寧に過ごす大切さも見直しましたが、
まだまだ元気なうちに、新しいチャレンジもいっぱいしたい!という気にもなり。

この意気込みを忘れないためにも、ちょっと今の心境を綴ってみました。
こういう時、ブログってやっぱりいいですね。
SNSではこんなに長く書けない(笑)


今年の夏はいっぱい楽しめそうだぞ!



========================================
少しずつ理想の生活に近づく_e0335287_19321980.jpg シチリア美食の旅をコーディネート 「ラ ターボラ シチリアーナ」

各種料理教室、ワイナリー見学、生産者訪問、空港送迎、専用車手配等、、、
あなたのシチリア美食の旅をサポートします!

http://www.tavola-siciliana.com/


Commented by ひろこ at 2020-06-04 09:42
農作業、収穫は楽しいけれど耕す・ウネ作る・(日本では)ぴっちりマルチを張るなどの事前の力仕事、やってみてその大変さが身に染みました。そもそも下を向く作業に慣れていないのでちっさなウネひとつで気分悪くなったりして。C家、ほんとうにすごいですね。きれいに手入れされた宝箱のようなお庭でした。そして少しずつでも理想の暮らしに近づけているれいこさんも素晴らしい!!
Commented by latavolasiciliana at 2020-06-05 05:34
★ひろこさん>ほんと農作業って体が痛くなりますよねー(涙)
私はマルチは張りませんが、やっぱり農家さんは冬は張っているし、あの作業を毎日、長時間やっているかと思うと頭が下がります。
C家、パパが80歳近くでやっていた仕事、C氏が今の年でやっても「体がいたーい」って言っています(笑)
本当にあのお庭が大好きで私も通っていました。目指していますが、絶対無理!!(笑)
まーでもちょっとだけ近づけただけでも、ひそかな満足です💛
by latavolasiciliana | 2020-06-03 15:31 | REIのシチリア日記 | Comments(2)

イタリアの南に浮かぶ島・シチリア島の西の端っこトラーパニ在住の料理家。シチリアのおうちごはん、お菓子、海、家庭菜園、オリーブ、四季のお花、そしてニャンコ。シチリア美食の旅をコーディネートする「ラ ターボラ シチリアーナ」を運営しています。


by latavolasiciliana
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31