2018年 01月 23日
ローカボ生活日記 その3 〜 糖質量を抑える事が本来の目的ではなかった!
血糖値は毎日ではありませんが、週2~3回計測して経過観察中ですが、
2週間の食事療法で随分と改善しました♪
一般的な「血糖値正常値」からするとまだ高めではありますが、
お正月明けに私の度肝を抜いた数値よりはだいぶ低くなり。
現在は週に2~3回、朝の血糖値を計測して前日食べたもの、行動(ジムに行ったとか、走ったとか)と見比べて、
どんな食生活がいいのかな?と研究中。
来月は、食前、食後と血糖値を計り、どんな食材や調理法、そして組み合わせが、
血糖値の急上昇を防ぐことができるのか、こんな人体実験に移りたいと思います。
というのも、とあるFBに記事をアップしていたところ、糖尿病専門の管理栄養士の方がコンタクトを下さり。
こんなアドバイスを頂いたのです。
「摂取する糖質の量よりも血糖値が急上昇しないことが重要」
糖質オフのサイトや本を見ているとほとんどが「摂取する糖質量」にスポットが当たっています。
でもそれは本来の目的ではなく、本来の目的は「血糖値を急上昇させないこと」。
確かに糖質を摂取する量を抑えれば、血糖値は急上昇しないわけですが、そこが目的ではないわけで。
そこに絡んでくるのがGI値と食材の組み合わせによる急上昇防止策。
<追記>
いま、「血糖値を急上昇しないこと」に加えて、「ピーク値を低く抑える事」、この2つが目的、
とこのエントリーをご覧になった前出の栄養管理師の方から更なるアドバイスを頂きました。
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GI値は日本でもイタリアでももうお馴染みの、食べた後にどれほど血糖値が上昇するかを示した数値。
イタリア語ではIndice Gricemico(インディチェ グリチェミコ)。
低ければ低いほど、血糖値が上がりにくいわけなので、
現在、私もこのGI値が低いものを中心に食材を選んでいます。
例えば、同じくパスタやパンを食べるのでも、普通の小麦よりも古代小麦の方がGI値は低く。
炭水化物量も古代小麦の方が若干少なく、そして繊維質は古代小麦の方が多いので糖質も若干少な目。
GI値も低く、糖質量も若干ではあるけれど少な目ならば、当然、
古代小麦>普通の小麦
を食したほうがいいわけで。
それと、食事の組み合わせによっても血糖値の上昇の仕方が違う事を管理栄養士の方からアドバイスを受けました。
<追記>
またまた追記です。
GI値に関しても、GI値が低いからと言って必ずしも血糖値のピークが抑えられるわけではない、とのこと。
ネットには実際とは違う情報もたくさんあるとのこと。
確信を持つには自分で計測してみて、自分でしっかりと確かめる事。
その情報だけが信じられる、と。
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このお話を聞いてから、無理矢理に糖質量を抑えた食生活をするのではなく、
血糖値を上げないためにどんな工夫をするかが大切、、、とちょっと目からウロコ。
それまではいかに糖質量を抑えるか、に着眼していましたから。
糖質量を抑える、、、と言えば、ネットで色々と調べていくうちに、
日本には恐るべし量の「糖質オフ食品」があることが分かりました。
日本に行くときもコンビニにはあまり行かないので、気づきもしませんでしたが、
コンビニの糖質オフパン、糖質オフスイーツ、、、すごいっ!!!
でもね、、、こういうものばかりを食べて糖質量を減らすって、なんだかちょっと違うな、、、って。
糖質オフパンを作ろう!と思って色々調べたのですが、
微妙に「これ毎日食べて大丈夫なの?」という素材が入っていたりするんですよ。
いや、大丈夫なものなのかもしれないのですけどね、、、。
でも、工業的化学製品を色々と入れて無理矢理糖質を落としたパンを食べるより、
古代小麦やライ麦で作ったGI値の低いパンを適量食べる方が、体にいいのでは?と思い。
幸いトラーパニではカステルヴェトラーノという小さな街で、昔から作られている黒パン(古代小麦パン)が有名で、
私が来た頃からカステルヴェトラーノから運ばれてきたものがちょくちょく売られていました。
今となっては、グルテンアレルギーの人も猛烈に増えてきたようで、
トラーパニのパニフィーチョでも古代小麦パンは普通に作られています。
ならばこのパンを適量食べるのはどうだろうか?と。

糖質オフ、前にも単なるダイエットとして試した事はありましたが、
体のためを思ってこんなに調べたことは一度もなくて。
私にとっては食事ってやっぱり美味しい事が前提。
なので、旬の美味しい食材を使って、食材の組み合わせや食べ方も考えながら、
毎日の美味しい食卓を楽しむことが今の課題。
もちろん栄養価も考えながら。
春以降、仕事が忙しくなったら勉強できる時間も、ゆっくりメニューを考えている時間も少なくなってくるので、
それまでにある程度ペースをつかんでおけたらな~、と。
もうね、去年は「パネットーネ修行」と言って2人でパネットーネを食べまくっていた生活、、、
いまとなっては幻のようですよ(爆)
今までも健康に、、、と食生活を考えてはいましたが、糖質に関するお勉強をしたことはあまりなく。
今まで勘違いしていたこともたくさんあったり、毎日が発見。
知人にも「いま食事療法していてね~」と話すと、
あら?うちもそうなのよ!と、身の周りにそんな人が多くいる事も発覚して。
イタリア人、意外と隠しているその事実(笑)
そして私も今朝、血糖値を計ってみたら自分的にはちょっと高めかな?と思っていた数値が下がっていた、、、
私にもきちんと結果がでた♪
糖質オフ生活はアトピっ子の私にとってもいいはず。
ただ、私の場合、大豆製品をたくさん食べる事が微妙に不安、、、大豆もアレルゲンのひとつですからね。
なので、一つの食材をたくさん食べる、ではなく、少しずつ色々な食材を組み合わせて、
血糖値が急上昇しない美味しい食事、これが理想。
無理せず、楽しみながら引き続きがんばりま~す♪
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糖質吸収を組み合わせに寄って抑えるという話、専門家の方もおっしゃっていて実験データを頂いたんです。
小麦も改良されたが故に昔とは違うものになってしまったから古代小麦が注目されているし。
ほんとにマコちゃんのおっしゃる通りだと思います。
最初はパスタとパンを抜けっていうのか!と思ったけれど、イタリア料理はひじょーに低糖質に仕上げられるものが多くて。
パンは1日1回ライ麦パンを少し、パスタは古代小麦のものを少し週に2回くらい食べるくらいだけれど、野菜&たんぱく質で十分満たされる。
地中海地方は確かに昔は良い食生活だったのかもしれないけれど、もはやライフスタイルが変わってしまったから昔と同じように食べていたらやっぱり健康には良くないのかも、、、。
でも病気になりながらもなんだかんだ長生きの人が多い感じもするシチリア(^^;)
やっぱり気候がいいのかも~。(根拠はなし!笑)
パスタは数年前から全粒粉中心にしてたの、オーガニックの。シチリアでも古代小麦の栽培がかなり増えてきたから、パスタも粉も粉屋さんでちほちゃん同じくオーガニック&全粒粉で。ただ、いまはパスタもパンもかなり控えめに。
私達もそろそろお年頃だからね(笑)