2017年 05月 04日
イタリアと日本を繋ぐ路線 ~ ANA プレミアムエコノミー編
イタリアでは「倒産」でも「破産」でもなく、「再建」と言われていますが、まぁ、事実上は破産みたいなものでしょうね、、、。
イタリア人達は「違う」と言っていますが。
今日も引き続き、対策が話し合われていてしばらく目が離せそうにありません。
アリタリアのホームページを覗いていて見ると、
「今後の運航スケジュールに影響を与えるものではありません。」
とのこと。↓
しばらくはこのまま運行されそうですが、今後どうなるかが分からないので、あまり先のチケットは手配しないほうがいいかも、、、という感じです。
とはいえ、今現在、日本とイタリアを結ぶ直行便ってアリタリアしかないですからねー。
はぁ。
私も日本に行くにあたっては長いことアリタリアの「パレルモ⇔ローマ⇔成田」路線を使っていました。
ここのところ、日本に行く回数も増えてきて、
日本に行くのがなんだかもはや新幹線に乗るのと同じ感覚になってきていた今日この頃(笑)
空港のどこに何のお店があるかまですっかり把握しちゃって、安心と言えば安心なのですが、
いい加減飽きてきた感じもして、、、。
2017年は航空会社を変えてみよう!と思い立ち、今年の第1発目日本はANAに乗ってみました。
いつもはエコノミークラスでの移動ですが、今回は訳あってプレミアムエコノミーで。
しかもマドリッド経由(笑)
パレルモ⇒マドリッド(1泊)⇒フランクフルト⇒羽田
長い(笑)
何故マドリッド経由だったかって?
ただ単にマドリッドに立ち寄りたかったから(爆)
日本へは仕事で行ったので、行きは1泊だけして翌日に日本へ。
帰りはC氏と合流して3泊のプチマドリッド旅行を楽しんできました。
ちなみに行きに1泊だけしたホテルはここ。
空港送迎もあって非常に便利なホテルでした。
さてさて本題です。
久しぶりに乗った日系エアライン。
どうだったか、、、と言われれば、そりゃサービスいいですよねー。
なんて言ったってアリタリアのサービスに慣れていますからね(笑)
まずはマドリッドからフランクフルトへ。
上でご紹介したホテル、周りには食べるところが非常に少なく。
1階にレストランがあったのですが、その日は到着した時間も遅く、
翌朝に空港で朝ごはん食べよー、と思い夕食抜き。
翌朝、確か6時台のフライトだったので、朝4:00にホテルを出て空港に向かい、
全ての手続きが終わって搭乗口に到着したのが5:00前。
さぁ、朝ごはん、、、、と思ったのだけれど、全部閉まってる、、、、(涙)
しかもマドリッドの空港って薄暗い。
太陽の国スペイン!とはちょっと違うイメージ(笑)
確か5:30くらいにお店もバールも空き始めたのですが、もうすぐフライト、、、。
ということで朝ごはんも諦め。
まずはマドリッドからフランクフルトへのフライト。
ここはルフトハンザ航空の運航。
やっと朝ごはんでーす!
そういえばスペインってイタリアと似たイメージがあるけれど朝ごはんはしょっぱいもの系。
イタリア発の飛行機だったら朝は甘いペストリーが出てくるところですが、
オムレツに煮た野菜、それにオレンジジュースとパン。
前の日の夜ごはんも食べていなかったので、甘い朝ごはんよりもしょっぱい系がありがたかった❤
マドリッドからフランクフルトまでのフライトは約2時間半。
あっ!という間に到着です。
フランクフルトで飛行機を降りて、日本行きの搭乗口へ移動、、、これが長い、、、。
かなりの距離歩きます。
おそらく日本からフランクフルトに到着して、ヨーロッパ各地に向かうターミナルは私がマドリッドから来た時に到着したターミナルと同じはず。
結構、移動時間がかかるので、乗り換えの際には余裕を持ってフライトを予約することをおすすめします。
そうそう、自分のための備忘録。
イタリアの空港にはターミナル間を移動する時に使う手荷物用の小さなカートがありません。
マドリッドもスペインだしね、、、ないだろうな、、、と思っていたら。
なんとマドリッド空港にはあった!
ならばフランクフルトには絶対あるな、、、と思っていたら、、、ない(苦笑)
私の場合、手荷物もかなりの重量なので、あのカートがないと結構辛い(涙)
しかも、この時は手荷物はミニスーツケースではなく、バッグだった、、、!!
重かったよーーーーー。
さて、日本行きの搭乗口があるターミナルに到着。
ドイツっぽいね♪
BMWの新シリーズも展示されていたのもドイツっぽい。
さて、ここからがようやくANA。
搭乗したプレミアムエコノミークラスは、あくまでもエコノミークラス。
違うのは座席がちょっとだけ広いこと。
うん、確かに結構広いかも。
横幅は、2-3-2の並びなので(エコノミークラスは3-4-3)その分やっぱり広め。
予約していたのは2席の一番前の列で足が投げ出せる席だったのですが、隣の人が乗って来たので、
隣がいない3席の端っこに移動。
足を投げ出す事はできませんでしたが、それなりにスペースがあったので、
普通サイズの私には十分なスペースでした。
食事はエビカレー。
最近のアリタリアの機内食は結構ひどくて。
それに比べるとかなり美味しいー。
でもこれに慣れると、今度はアリタリアに乗った時にヤバいかも(笑)
そしてアリタリア航空とANAの決定的な違い、それは映画の数。
アリタリアも数自体は結構あるのですが、面白そうなのが少ない、、、。
そしてあまり変わらないので、行きも帰りも同じ映画だと、新作は行きで見終わってしまって、
帰りは見たいものがない、、、というのがいつものパターン。
(私は飛行機の中ではほとんど寝れません・涙)
それに比べてANAは新作の本数の豊富さ、そして普段は見ない日本映画が充実!
あと、私の好きなドキュメンタリーもたくさんあるぞー。
12時間以上乗っててもいいかも(笑)
その他の違いと言えば、、、CAさんがニコニコしている、、、(笑)
以前、「アリタリア航空 VS エールフランス」というエントリーでも書いたのですが、
アリタリアのCAさん達、食事を配っている時もずーっとおしゃべり。
まぁ、既に特別彼らに多くは期待していないので、どうでもいい、、、という感じではあるのですが(笑)
でもやっぱりニコニコしたCAさんはいいな~、、、と(笑)
何かを頼んでも、ニコニコしながらすぐに持ってきてくれる。
食事を配る時にもとっても丁寧。
日系エアラインに乗ったのは8年ぶりくらいかと思いますが、やっぱりおもてなしですね~、日本は。
唯一、アリタリアが勝っていた事。
それはコーヒーの美味しさ!
さすがカッフェの国、イタリア。
機内でサービスされるのはもちろんエスプレッソではないのですが、それでも美味しいアリタリアのコーヒー。
ANAのコーヒーは今イチでしたな。
到着前にサービスされる朝ごはんは、フランクフルト発だからか、なんとなくドイツ風。
こうして、今回は成田ではなく羽田空港着でした。
そういえば、羽田からヨーロッパ行きに乗ったことはあったけれど、到着したのは初めてだったような、、、。
羽田は成田に比べて出口に出るまでが圧倒的に近いですねー!
成田は入国審査に行くまでに結構歩きますが、羽田は近い。
入国審査が終わったらすぐに荷物をピックアップするレーンがあって。
楽チンですねー。
さて感想です。
今までプレミアムエコノミーってすごく中途半端なクラスで、
別に乗る意味もないなー、、、と思っていたのですが。
やっぱりエコノミーに比べると体の痛みが少なく。
しかもヨーロッパ発のプレミアムエコノミーって結構安いんです。
私が今回取ったチケットはエコノミーにちょっとプラスされたくらい。
日本発だと往復で30万円くらいするので、そこまで払って乗る価値があるかどうか、、、と言われれば、
今の私には見いだせない感じもします。
が、年を重ねてもうエコノミでは辛いわー、でもビジネスじゃなくてもねー、という方にはいいのかな?という感じもしました。
やっぱり足が伸ばせるのと、ちょこっとだけですが幅が広いのが、体が完全に固定されてしまうエコノミーとは違い、
体の痛みが少なかったと思います。
そして航空会社の感想。
やっぱり日系はサービスが良い!
こんなサービスに慣れちゃうと、アリタリアに乗った時に「ひどすぎる!」って怒っちゃうかも(笑)
とはいえ、一時期の本当に最悪だった時に比べれば、現在のアリタリアのサービス、かなり改善しました。
エールフランスとKLMが資本に参加していたころから随分改善され始め。
現在はエティハド航空が資本で参加していますが、引き続きサービスの改善努力は認められます。
「努力」は認めるけどね、、、(笑)
この記事、2月に日本からシチリアに帰ってきた時に書こう!と思っていたのですが、
その後、仕事が詰まっていて忙しくなってしまい、、、結局放置。
ちょうどアリタリア事実上破産!のニュースが舞い込んできたので、
改めて記憶を呼び戻して書いてみました、自分の備忘録のためにも。
そうそう。
そう言われてみれば、去年か一昨年までは「羽田⇒フランクフルト⇒パレルモ」という便を見つけて。
それでANAでシチリアと日本を往復するのもいいなー、と思い始めたのがきっかけで。
で、いざANAに乗ろう!と思ったら、冬はおそらくフランクフルト⇔パレルモのフライトがなくなっちゃった、
もしくは曜日限定になってしまったらしく、1月に日本に行った際には見つからず。
今現在は「羽田⇒フランクフルト⇒パレルモ」のフライト、あるにはあるのですが、
イタリアからのフライトを手配しようと思うと、価格が2倍くらいになってしまい。
となると、結局、パレルモ空港からはいずれにせよアリタリアに乗らなければならず、、、、。
私にとってはアリタリアは切っても切り離せないご縁のようで(笑)
いずれにせよ、アリタリア騒動、早く収束することを願うばかりです(祈)
これからアリタリアでイタリアを旅行する方、ご出発前にフライトに変更がないか、
ホームページ等で確認してから出発することをおススメします。