2015年 01月 20日
1月は映画と本と、、、
お正月があけ、クリスマスがあけた途端に静まり返るトラーパニの街。1月は海の近くの観光の街にとっては一番仕事が少ない月。なので、多くのレストランやパスティッチェリアがこぞってバカンスでお店を閉め。シチリアとは言えそこそこ寒かったり、年間の中では雨が比較的多い月でもあるので、トラーパニ市民もあまり外に出ず。この間は土曜日の夜に、軽く飲みに行こうか、と夜賑わうBarに行こうと思ったら、飲みながら食べるものがなかったのでお店を変える羽目に。じゃー、ピッツァでも食べに行くか、と思ったら、まだ22:00なのにピッツェリアもひっそり、、、ありゃりゃ。
ま~、トラーパニの街も静まり返っていますが、私も1月はお客様がほとんどいらっしゃらない月。
この時期は毎年、映画を見まくり、買ったけれどまったく読んでいなかった本を読んだり。すっかり引き篭もり月間。
今年に入ってかなりの本数の映画を映画館で見ました。Skyではおびただしい量の映画が見れるし、レンタルDVDもありますが、映画はやっぱり映画館で見るのが好き。
先日見た「EXODUS~神と王~」。旧約聖書の出エジプト記を映画化したもの。当時のエジプトの様子が描かれているのがこれがすごい!壮大なスケールのセット(CG?)で、お~、古代エジプトってこんな感じだったんだ!と、妄想が
膨らみます(笑)
特に10の災いが起こるシーンはすごい、、、。
内容的にはちょっと薄っぺらかったけれど、古代エジプトの妄想を膨らませる映像を楽しみに是非映画館で見てください。
ただ、最後の波が押し寄せるシーン、あれは怖かった、、、。
そして本、といえば、先週、「Street Food」という本の著者、Clara e Gigi Padovaniのトークショーがトラーパニで開催されました。彼らは食のジャーナリストで、多くの本を出版しています。この手のイベントがトラーパニで開催されるのはすっごく珍しいこと。私はFBでこのイベントを知ったのですが、オーガナイズしていたのはなんとC氏のお友達でした。やっぱり小さいな、トラーパニ(笑)
6ヶ月もの間、イタリア全土を周りつつ取材をして書き上げたというこの本。取材途中の素敵な出会い、レシピをなかなか教えてくれなかった話、などなど、取材中の小話や、ストリートフードが出てきた歴史・文化的背景など、興味深い内容の1時間半でした。
ストリートフード=ファーストフード、ではない。
「どこでも同じものを安く早く」が、売りのファーストフードに対し、ストリートフードは「土地の文化を反映した安くて早くて質のよいもの」。
最近、大手ファーストフードチェーンが進出してきていますが、日本での広がりに比べるとまだまだ台頭してきている、というわけでもないイタリア。それはもしかしたら、それぞれの土地に、それぞれのストリートフードが根付いているからかもしれないですね。
この本、写真を見ているだけでも楽しく、レシピも載っています。イタリア語が読める方にとっては、ストリートフードの歴史も読むことができる、楽しい1冊。イタリア旅行に来た際には是非1冊の私のおススメです。日本でもイタリア気分が楽しめます(笑)
こういう楽しい本に出会うとワクワクします!
今月で既に5本、映画を見ましたが、あと気になるのが1本あって。それは「La teoria del tutto」。邦題は「博士と彼女のセオリー」、理論物理学者のスティーヴン・ホーキング博士と彼の元妻の関係を描いた物語。日本では3月に公開予定のようです。私は一足お先に今週見てきます。
今週は少し天気もぐずつき気味のトラーパニ。少しノンビリと過ごしたいと思います。