2014年 02月 03日
キアラモンテ グルフィは博物館の街 ~オリーブオイル博物館、他色々~
いつも「豚肉を食べる!」という目的だけで行くため、1泊してほとんど通過するだけ、、、なのですが、かねてから気になっていたのがこの街にあるオリーブオイル博物館。実はこの博物館、2008年、とある雑誌の取材のために訪問したのですが、、、。この時、大きく体調を崩し、博物館を取材している間、ほとんど倒れていた私(なので取材は通訳ナシ、、、ゴメンナチャイ・汗)。少しだけ見た記憶はあるのですが、説明もほとんど聞かないまま立ち去ってしまったのでした。その後、何度も訪れたキアラモンティ グルフィでしたが、残念ながら、オリーブオイル博物館が開館している日はなくって、見ることが出来ませんでした。
今回、ちょっと時間に余裕があったので訪れてみると、、、。な、なんとっ!入り口はいつも閉まっていて、他の博物館に行ってチケットを購入。そして係りのおばちゃんが鍵を開けてくれるシステムだった、、、、そりゃいつも閉まっているはずだわ(汗)
チケットを購入していざ、オリーブオイル博物館へ!
キアラモンテ グルフィはとっても良質なオリーブオイルが生産される街。この街のオリーブオイルからはどことなく青リンゴの香りがするものが多く♪ 昔使われていた道具や昔の台所、そして昔のオリーブ畑の写真などが展示されていました。小さな博物館ではありますが、昔、オリーブオイルをつくっていた風景が妄想できます。タイル張りの古いキッチンは、50年前くらいまでシチリアでは普通に存在していたもの。昔の暮らしぶりも妄想できます。
これはペースト状にしたオリーブを絞る道具。むか~しのもののように見えますが、こちらも50年前まではまだまだ使われていた道具。この50年の技術の革新はものすごいです。
さて、キアラモンテ グルフィは小さい街ながら8個の博物館があります。私が訪れた日は日曜日だったので、同じ時間に集まった人たちでおばちゃんがガイドして回ってくれました。オリーブオイル博物館と同じ建物にあったのは、
・世界の楽器博物館
・リバティー博物館
・絵画館
そして場所を移動して、
・レース編み博物館
・軍隊博物館
・宗教博物館
ここはリバティ博物館。
「リバティ様式」って良く聞くけど、あんまりその実態を知らなかった私。この日、説明を聞きながら、携帯でググりながらしっかりと学びました(笑)
ここは絵画館。
建物が素晴らしかったから、天井やシャンデリアばかりに気をとられていましたが、、、ホームページを見たらここは絵画の展示でした(爆)この頃には既に説明を聞いていなかったことが、、、バレバレですね~。
すっごく意外だったのは、レース編み博物館でのイタリア人達の食いつき具合!(スミマセン、私は興味がないため写真が1枚もない、、、)「レース編み」と言えばシチリアの伝統工芸なのですが、まさかイタリア人、こんなに興味があるとは、、、、っ!
この日、見学不可能だった博物館1つを抜かして全部で7つの博物館を回りました。どれも小さな博物館ではありましたが、これだけたくさん見ると、なんとなくここの街の歴史が分かったような、分からないような(笑) かつてここにはキアラモンテ家という有力な貴族が住んでいただけあって、色々なものが残っています。全部見ても約2時間で見終わることができる博物館。開いているか否か、、、分からないので、ラッキーな方は見学が可能です(笑)
絶対に見たい!と言う方は、先に電話でインフォメーションすることをオススメします。(イタリア語オンリーです、きっと)
<博物館データ>
開館日: 火~金 8:30~13:30、土・日・祝 10:00~13:00
チケット売り場:Piazza Duomoにある軍隊博物館(MUSEO DI CIMELI STORICO MILITARI)、もしくは、宗教博物館(MUSEO DI ARTE SACRA)
電話: 333.8138648
入館料:4ユーロ(全博物館共通チケットです)
ホームページ: http://www.comune.chiaramonte-gulfi.gov.it/musei