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今年は年末に天候が崩れ、雨&大雪が降ったため、畑の土はかなりの水分を含んでいました。

シチリアの土、水分を含むと粘土みたいにドロドロになります。長靴を履いて畑を歩くと、靴に土が大量に引っ付き重い&2倍に膨れる(笑) そんなこんなで私はしばらく、畑に入っていなかったのですが、、、、その間、パパはしっかりと畑仕事していました。

日曜日の午後。ようやく土も乾いてきたので畑散策っ!

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わおっ!もうグリーンピースが成長し始めている、、、っ!

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ソラマメも、、、♪

マメって小さい頃はやたらかわいいと思いませんか?

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にんにく。

12月に植えたそうですが、収穫は7月上旬。にんにくって小さいですが、半年以上もかけて、あの不思議な形を形成していきます。にんにくは種ではなく、にんにくの1片を植えるわけなのですが、1片が1つのにんにくに、、、まるで錬金術っ!自然ってすごい。

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ここ、、、まるで雑草園みたいですが(笑)

庭の一角の種を撒いて出てきた青菜と、野草が混在している場所。数種類の青菜が収穫できます。奥のフサフサしたところは、お隣の畑。小麦が生長しています。

冬のシチリアの畑は、ブロッコロ(という名の黄緑カリフラワー)、フィノッキオ(フェンネル)、カルチョーフィ(アーティチョーク)が主役達。その他はあまり植わっていない地味~な感じ。でも年を越すと春野菜が成長し始めて、早くも春の息吹が感じられます。

1月2月はシチリアも結構寒いですが、陽射しは段々と強くなってきて、日も少しずつ長くなってくる。春の訪れを感じられる日が多くなってくる時期です。

12月はクリスマスシーズンで好きな時期のひとつでもあるけれど、それと同時に一番日の短い冬至もあるという嫌いな季節のひとつでもあります。気分もお天気にすっかり左右される私は、年明けが待ち遠しく、そして春の兆しを感じながらちょっとウキウキしてきた今日この頃です♪
by latavolasiciliana | 2015-01-12 19:00 | 畑の四季折々 | Comments(0)

晩秋の農民市場

しばらくアップをご無沙汰している農民市場。11月末だというのに比較的穏やかな暖かい日々が続いていて衣替え、、、にはまだまだ遠い感じですが、農民市場はすっかり衣替え。冬野菜が並んでいます。

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ブロッコロという名のカリフラワー。

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カルチョーフィ。

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フィノッキオ(フェンネル)。

冬野菜3兄弟とも言えるこの野菜たち。10月初旬から市場に並んでいましたが、その頃はまだあまり美味しそうな感じがしなくて、、、ようやく、美味しい顔をした野菜3兄弟が並び始めました。

とは言え、まだ秋という感じがするのが果物達。

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今がはしりのオレンジやマンダリンに加え、ブドウ、カキ、フィーキ ディ インディア(サボテンの実)という、秋の果物もまだあったり。

農民市場では野菜や果物だけではなく、食に関する色んなものが売っています。

これはカステルヴェトラーノの黒パン。トラーパニ県南部のカステルヴェトラーノという街の近辺で栽培されるトゥンミニアという古代種のセモリナ粉をつかったこのパン。

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すっごい香りが良くて、噛んでいると甘味を感じてくるこのパン。粉が美味しいせいかパンの味自体がとっても深く。土曜日の大きな農民市場には売りにやってきませんが、うちの近所で水曜日に立つ農民市場に毎週やってきます。

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パン屋、、、というよりもちょっと漁師っぽいおっちゃん(笑)朝焼きたてのパンの他、朝食用のビスコッティも販売していますがこれもまた美味。この市場にやってくるようになってまだ数ヶ月ですが、ウワサがウワサを呼び、いつもたくさんの人が買っています。やっぱり美味しいモノのウワサが広まるのは早い(笑)

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ハチミツや、、、

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乾物屋さんもあります。

もちろんいずれもトラーパニ県内で生産されたもの。直売なので価格もお手頃。(というか安いっ!)

乾物屋さんでは乾燥ソラマメを買ってたおじさんが、こんなことを言っていました。

「ここで買った乾燥ソラマメはね、1袋は食べるようで、もう1袋はウチの畑に植えるようなんだよ。ここで買うソラマメは発芽率が良くてね。来年の春もきっと美味しいソラマメが食べられるはず。」

おじさん曰く、種屋さんで買うものよりも、農家さんから買ったほうが安心だから、毎年乾物屋さんで植える用のソラマメを買うんだそうです。

ここのところ忙しくてなかなか農民市場に来れませんでしたが、やっぱり市場は楽しい!

来年はパン屋さんと、ハチミツ屋さんと、乾物屋さん、、、作る現場にお邪魔したいと思っています♪
by latavolasiciliana | 2014-11-26 23:49 | シチリアの市場に行こう! | Comments(0)
さてさて、収穫が終わったオリーブは早速、フラントイオ(搾油所)に持っていってオリーブオイルにしてもらいます。

私達が毎年持っていくのはアルベルトが運営するフラントイオ。美味しいオリーブオイルを作るには、オリーブの実自体が健康であることはもちろんの事、どのように搾油するかも大きな分かれ道。

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さっ!いよいよ私達のオリーブちゃん達の番ですっ!

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大丈夫かな~、どんなオリーブオイルになるかな~、、、。

私達の前の順番の人のオイルが出てきました。

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きれいだな~♪ いつも思うのですが、自然界に存在している色って人工的には作り出すことが出来ないくらい美しい色で♪

さあ私達の出番!というところで、アルベルトに仕事の用件で呼び出され、、、戻ってみたらもう全部出ちゃってました(涙)

持って帰って早速試飲&試食。

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きれいな色♪

写真では光が当たっている部分が少し黄色く見えますが、実際は深い緑一色です。

今年のオリーブオイルは、苦味が強いチェラスォーラ種80%、辛味が強いノチェッラーラ種20%を一緒に搾油しました。やはり熟していたオリーブが多かったので苦味はすごく少ないですが、ノチェッラーラ種からくる辛味がピリピリと気持ちよく♪ 青いオリーブの香り、青い草の香り、そしてほのかな青りんごの香りが感じられます。想像していた以上に美味しいオリーブオイルでした❤

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1年に1回のお楽しみ、、、パンに新オリーブオイルをたっぷりとかけて食べるっ!幸せ~~~~❤❤❤

今年は絞れたオリーブオイルの量は少なかったですが、今年も美味しいオリーブオイルが出来ました。1年の苦労が報われた、、、、。

同じ畑から収穫されるオリーブオイルですが、気候条件や手入れの仕方により毎年味が変わってきます。頭では分かってることなのですが、実際に自分で畑仕事をしてみると、より実感がわくのです。そして、美味しいオリーブオイルを作る難しさも肌で感じます。

冬に思った以上の大雨が降ってからというもの、心配続きだった今年のオリーブ。そして夏は気温が上がらなかったため、ハエも続出。(ハエは暑すぎると活動しません。)その上、5ヶ月に渡る水不足、、、(雨が降らない!)そういう今日も少し気温は下がりましたが、日向を歩けば汗ダクなくらい暑いトラーパニ。収穫する人にとってはこの暑さは厳しいでしょう、、、。

今年はイタリア全土で不作だったオリーブ。大きな農園を持っている人はその中でも美味しいオリーブオイルを造る事ができると思いますが、絶対的に量が少ないであろう今年の優良オリーブオイル。皆さん、生産者に感謝の気持ちを忘れずに味わって下さいね!

オリーブ収穫が終わると、冬が一歩近づいてくる感じがする、、、はずなのですが、まだまだ暑いトラーパニ。一体冬はいつ来るんだろうか、、、(笑)しばらくは新オリーブオイルを食べつつ、暑い暑い秋を楽しみます♪
by latavolasiciliana | 2014-10-20 20:05 | オリーブのお話 | Comments(0)
今年もやってきたオリーブ収穫!

10月中旬だというのに連日30度を超す暑さのトラーパニ、、、本当に毎日暑いっ!その上、いつもなら9月から降り始める雨が、未だに降り始めない、、、6月から5ヶ月間、まともに雨が降っていません。

、、、という事で、今年はトラーパニ周辺、非常にオリーブの収穫量が少ない年となっています(涙)

トラーパニのみならず、シチリア全体、いやイタリア全体、ほぼ壊滅的な状況。トラーパニ周辺では大きな土地を持っている生産者は同じ農園の中でも良く付いているところもある、ということで、イタリア全土で見てみればまだまだ良い状況。今年はイタリア全土、本当に生産量が少なく、その中でも良質なオリーブオイルを見つけるのは非常に難しいでしょう。

ウチの農園、収穫前に最後にチェックしに行ったのは10月10日。シチリア食文化探求プランが始まる1日前でした。

9月中旬にハエ攻撃にあったオリーブは既に地面に落ちていて、量は少し減った感じはありましたが、健康な緑のオリーブちゃんたちが実をつけていました。

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ちょいとボケていますが、色はお分かりいただけるかと。

あと1週間くらいで収穫かな~、、、?と思っていたのですが、先週、南風シロッコが吹き荒れ35度に達する日が数日あり、、、その間に一気に熟していってしまったオリーブの実。それのみならず落ちてしまったっ!

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そして落ちないまでもカラカラに干からびていってしまったオリーブも多々アリ(涙)

豊作の時は2日間かけて1000kgくらい収穫ができるのですが、今年はその1/10程度。ボコボコ落ち始めてしまった先週、多くの生産者がいきなり収穫を始めました。明日からは人数を倍に増やして、一気に収穫してしまわないと、本当に木から全部落ちてしまいそうなくらいな勢い。

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とは言えども年に1回の収穫は楽しく♪ でも、、、暑かったっ!すっかり日焼けしました(笑)

今年は食文化探求プランに参加されていたSさんが、お手伝いしてくれました!不作だろうがなんだろうが、毎年実をつけてくれるオリーブの木に感謝。この木はC氏のパパのパパ(つまりおじいちゃん)が、90年前に全部接木をして育て、それをパパが引き継ぎ、C氏が引き継ぎ、、、3代に渡って育てられている木。

去年の春に隣の土地に去年植えた27本のオリーブの木はスクスクと育ち、既に私の背丈を越え、今年は数個実をつけている木もありました。あと数年すれば収穫も出来るのかな~♪

毎年、ラ ターボラ シチリアーナのお客様限定でお分けしていたオリーブオイルですが、今年は収穫量が少なくウチのオリーブ農園のオリーブオイルはお分けできそうにもありません。

がっ!

とある農家さんから、美味しいノチェッラーラ種の絞りたてオリーブオイルを少し分けていただけることとなりました♪今年は トラーパニ近辺でも探すことが難しいだろう、と言われている良質ノチェッラーラ種のオリーブオイル。限定となりますが、皆様にもお分けできそうですっ!

詳細は近日中にメールをお送りします!

さてさて、出来上がったウチのオリーブオイルはどんな感じ、、、??続きは明日のエントリーでっ!
by latavolasiciliana | 2014-10-20 01:17 | オリーブのお話 | Comments(0)
先週から今週にかけて開催された「東シチリア周遊美食の旅2014」

今までも何度となく周遊したシチリアですが、今回の旅は渾身のプログラムで。。。何が渾身か、というと食べることに(笑)

「シチリア料理とはこうである」

とは一言で言い尽くすことが出来ないくらい、バラエティーに飛ぶシチリア郷土料理。海の近くなのか、山の中なのか、東か西か、、、言ってみれば街によっても食文化が異なる、という不思議な土地シチリア。そんなシチリアを西はパレルモから山間部を通ってシラクーサ、そしてカターニャまで、「シチリア各地の美味しいモノを食べ歩く」、それが今回の旅のテーマでした。

毎回、旅プランはササっとアップして終了するのですが、今回は食べ歩き、そして観光ともに充実した旅であったので、1日ずつに分けてアップしていこうと思います。

今日はまず1日目。

パレルモ出発のこの旅、まずやってきたのはシチリアど真ん中あたりに広がるマドニエ山脈にあるカステルブォーノという小さな街。この街での目的は「キノコ料理を堪能」!

到着後、夕食までの間、まずはお散歩。

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小さな街ですがなかなか風情のあるカステルブォーノ。

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小さな街名物のおじいちゃんの行列も(笑)

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一番奥にある元要塞のお城は少し高台になっていて夜景が臨めます。

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端から端まで急いで歩けば15分くらいで終わっちゃいそうですが、とてもかわいい石畳の街。キノコとセットで1日楽しめそうです♪

さてさて、散歩も終わったところで、、、今回の目的地へ!

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シチリアでキノコ、、、と言えばこのお店!去年キノコ祭りでやってきた時、当時このお店で働いていたTちゃんと出会い。今回の予約はTちゃんにお願いしたところ、、、猛烈なサービスっぷりだった!さすがコネ社会シチリア(笑)

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「まずは3種のキノコのアンティパストどうだい?」

と、シェフのペッペからのご提案。そうそう、キノコ食べに来たんだし♪

まずは1皿目。

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「これはTちゃんからの贈り物だよ♪」

と、イキな計らいで持ってきてくれたこの1皿。Funghi de Ferla(フンギ ディ フェルラ)という大きな傘のキノコとバジル。バジルがすっごく香っていてさっぱり目の一皿。

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2皿目は干し鱈にポルチーニ、そしてペーストトラパネーゼ、という、キノコを普段あまり食べない私としては不思議な組み合わせでしたが、これが美味しかった!

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3皿目、ポルチーニとオーヴォリーのカルトッチョ!これ大好き~♪ 白いご飯が欲しくなる一皿(笑)どんぶりにして食べても美味しそうです♪

3皿、、、ここで終わりよね、、、?と思っていたところに運ばれてきたこの一皿、、、(汗)

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燻製プローヴォラの下に潜んでいるのはもちろんキノコ、、、でもリコッタもいたっ!おぉ、、、、私ここで撃沈、、、。

、食べ終わってみると十分な満腹感、、、(汗)ワインを飲んでいたこともあり、お腹が膨れ上がってしまいました。プリモはポルチーニのパスタを頼んでいたのですが断念(涙)お客様が頼んでいたキノコとマメのスープをシェアさせていただくことに。

「Sei venuta per scherzare o mangiare??(冷やかしに来たのかい?それとも食べに来たの?)」

と、冗談を飛ばすシェフ ペッペ。っつーか、盛が多すぎです(笑)

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半分でこの一皿、、、よかった、、、1皿頼まないで。

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プリモを頼まずセコンドを頼んだ人、、、ビステッカ並みの巨大な肉が出てきたっ!日本で言うならは1皿4人分(笑)

いや~、、、久しぶりにお腹がはちきれそうになるくらい食べましたっ!

シチリア、と言えば海の幸を思い浮かべる方が多いと思いますが、山間部の一部ではキノコも採れるのです。そしてシチリアでキノコを食べる!と言って思い浮かべるのがここのお店。1年中、なにかしらのキノコがあるそうなので、今後の美食ツアーには欠かせないお店となることでしょう♪

今回はキノコをたらふく食べるためにカステルブォーノの街に宿泊。満腹後の車は辛いですからね、、、。

初日からすごいかっ飛ばした美食ツアー、さてさて最後まで胃は持つのか!?
by latavolasiciliana | 2014-10-04 02:13 | ラ ターボラ シチリアーナ | Comments(8)
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先日仕込んだトマトソースに続き、、、日曜日は、マンマのお昼ごはんを諦め、カポナータを1年分作りました。

ラ ターボラ シチリアーナのFBページにて、

「今日はカポナータDay。1年分を仕込み中。」

という投稿をアップしたところ、

「カポナータって一年分作り置きするんですか!?」

という質問を多数頂き、、、ええっ!?と、逆に驚いてしまった私、、、。シチリアの情報もかなり日本に入っている模様だけれども、まだまだ日本では広まっていない情報もあるのだな~と、改めて実感。そういうことを伝えていきたいので、これからも日本人としての眼と心を忘れずにおらねば!と、カポナータ作りながら真剣に考えちゃいました(笑)

さて、カポナータは、ナス、ピーマン、玉ねぎをオリーブオイルで揚げて、ケッパーやアーモンドを入れてパッサータ(トマトソース)で煮込んだシチリアを代表する夏の料理。保存期間を長くするための工夫で、最後にビネガーと砂糖を加えて甘酸っぱく仕上げます。

ここシチリアではカポナータは夏野菜が美味しい時期に作りおきして瓶詰めにします。だって、夏野菜は夏がや味が濃くて美味しいから。(冬にも夏野菜出てきますが、やっぱり美味しくない&高い)

今日仕込んだのはナス5キロ、ピーマン2キロ、玉ねぎ1キロ、パッサータ3L分。オーソドックスなケッパー&ビネガー&砂糖全部入りと、オレガノ&塩だけのシンプルバージョンを作りました。

私が作るカポナータは、材料は揚げません、、、っていうと「それは偽者だ!」とおっしゃる方もたくさんいらっしゃると思いますが(笑)

私もシチリアにすみ始めた頃は、

「カポナータはそれぞれの材料をひとつひとつオリーブオイルで揚げています。揚げていないものは、カポナータとは呼べません!」

と胸を張って言っていたんですけどね、、、保存するとなると、この油が劣化するわけです。どんなにオリーブオイルが劣化しにくいオイルだと言っても、数ヶ月経てばやはり劣化します。(既に熱が入っているわけだし)

私が今まで保存用カポナータを教わった料理上手な方々の多くは、材料をオリーブオイルで揚げていませんでした。基本はやっぱりオリーブオイルで揚げる、、、のだと思いますが、揚げていないカポナータも揚げたものと同じくらい美味しくて。そして、現地の方はすぐに食べちゃうのか、それとも保存するのか、それによって作り分けているところをみると、一概に「揚げていないものは偽者よ」と言えないな~、なんて最近思い始めました。トラーパニのもっと南に浮かぶ小さな島パンテッレリア島では「Ciaki ciuka(チャキ チュカ)」という不思議な響きの揚げないタイプの野菜の煮込みもありますしね~。

ちなみに私は保存用カポナータはオーブンで作ります。(「シチリアのおうちレシピ」の26ページ載ってますよ!)オレガノと塩だけで煮込んだものは鍋で作りました。両方作ってみたのですが、、、断然オーブンで作った方が美味しそう、、、、❤ 余計な水分が飛んで野菜の美味しさが凝縮されるからかな?

そしてもうひとつ気が付いたこと。ケッパーからはすごい旨み成分が出る、ということ。いや、前から知っていたことではありましたが、いざ食べ比べてみると、いやーびっくりした!

ビンの中で馴染んで美味しくなっていくカポナータ、、、そして冬に食べる夏の恵みはこれまた一段と美味しく感じられ♪ 更に、いそがしー!なんていうときには、ビンを開けてパスタを茹でればあっ!という間に素敵なランチに大変身。(あら?トマトソースの時にも書いたような・笑)とにかく保存食作りって大変だけれど、やっぱり普段の食卓を充実させてくれる、欠かせないアイテムです。

ちなみに「おうちレシピ」には保存用カポナータの瓶詰めの作り方も載っています。夏野菜がまだあるうちに、皆さんも是非試してみて下さいね!
by latavolasiciliana | 2014-09-07 22:39 | REIのおうちごはん&お菓子 | Comments(0)

トマトソースの季節です

今年は久しぶりにトマトソースを仕込むことにしました。

トマトというと旬真っ盛りは8月、、、と思う方も多いと思いますが、シチリアでは今の時期、最後の最後に熟した露地栽培の完熟トマトが売り捨て!のような価格で農民市場に並びます。

今日は10キロで5ユーロほどで入手してきたピカピカなトマト達♪

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チリエジーノという丸い形のミニトマトと、ダッテリーノという細長い形のミニトマト。いずれも普通のトマトより甘みが強く美味しい品種です。まずは、トマトを洗い、ヘタを取りながらひとつひとつ痛んでいないかチェック。これが意外と時間がかかる(汗)それが終わったら皮が剥けやすいように軽く茹でたらフードプロセッサーのような形をした種と皮を取り除いてくれる機械にかけます。

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トマトの写真がダブっていますが、奥のほうにある白い機械。上からトマトを入れると、下から種と皮が除かれた絞りたてトマトジュースが出てきます。

ドミンゴ家でのトマトソース大作戦!はこの時点で瓶詰めにします。私の料理教室ではおなじみの「パッサータ」です。パッサータはドミンゴ家に山とあるので、私はフタを開ければそのまますぐに使える調味済みのトマトソースを作ることに。

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10キロのトマトから約7リットルほどのジュースが絞れました。それをニンニク、バジル、塩、そして秘密のスパイスを入れて煮込むこと1時間。いつもはもっと軽く煮込むのですが、大きいほうの鍋はなかなか火が入りづらく。煮沸消毒した瓶に詰めたら湯煎で1時間、殺菌消毒&脱気。

そして更にひっくり返して脱気中。

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たったこれだけの作業なのに、終わってみたらもう夕方、、、。保存食ってなぜか作るのに時間がかかるんですよね。

最近、前に比べるとすっかり外食することが少なくなった我が家。なぜなら外食するよりおうちで食べたほうが、好きなものを好きな味付けで好きなだけ食べれるから(笑)忙しくて買い物に行く時間もないし料理する時間もない!なんていう時は、このトマトソースさえあればあとはパスタを茹でるだけ!15分あれば美味しいトマトソースのパスタが食べれます。

今日のお昼はフレッシュなトマトソースをたっぷりのオリーブオイルでシンプルに味わった後、後半戦はパルミジャーノを少しパラパラ、、、これぞ私のイタリア版ごはんと味噌汁。日本から帰った翌日や、ちょっと胃が疲れたな、、、なんていう時に必ず食べたくなる一皿です。

結局、5.5リットル分のソースが出来上がりました。あと2回くらい仕込んで、露地栽培のトマトがない季節に備えるかな♪

<お知らせです>

2015年12月6日(土)、7日(日)に東京でREIのシチリア料理教室 in JAPANを開催します!テーマはまだ未定なのですが、12月と言えば皆さんとっても忙しい時期、、、。イタリアで今から12月の予定を立てている人はいませんが、日本の皆さんはきっとスケジュール帳に既に予定が入り始めている頃。是非、料理教室の予定も書き加えて下さいね♪
詳細は決まり次第、メルマガ→ブログ→FBの順で募集開始です!
by latavolasiciliana | 2014-09-04 00:49 | REIのおうちごはん&お菓子 | Comments(0)

オレガノもみもみ

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先日、山から下りてきたTちゃんが持ってきてくれた乾燥オレガノの束。昨日、モミモミしました。

束はちょっと解体しただけでボロボロボロボロ!っと葉が落ちてきます、、、。自宅でモミモミしたら大変なことになってしまうので、ドミンゴ家の作業スペースを借りてモミモミしてきました。

オレガノって植物全体が使える、と思っている方も多いと思いますが、実際に料理に使うのは先っちょのお花の部分のみ。

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オレガノを収穫するタイミングはお花が咲いた直後、枯れ始める前。ここの部分が一番香り高く、下の葉の部分と比べると全く香りが違うのです。(香りの強さだけではなくて、香り自体が違います)

ここの部分をモミモミ、モミモミして細かくしていくのです。

でも、葉の部分ももったいない、、、ということで、昨日は品質により3つに分けてみました。

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1級品(下)はきれいな緑の部分をモミモミしたもの。これは料理に使います。2級品はちょっと黒くなっちゃった部分があるけれど、十分に使えるもの。これはモミモミせずに小さな房で分けて、使う直前にモミモミします。3級品は黒くなっちゃった部分と葉の部分。小さな布袋に入れて、たんすやシューズケースの消臭剤として使います。

ドミンゴ家でも、毎年パパが山奥に行って野生のオレガノを収穫してきて、蔵で干しています。マンマに「少しいる?」と聞いてみると、

「1年分あるから大丈夫よ!」

と言って見せてくれたのは、1Lの大きなタッパー3個分!それは1年分、、、というか、数年分あります(笑)さすがマンマ&パパ。

さて、今日は是非ともこのオレガノを作った料理が作りたくて。

ランチはオレガノをた~っぷり使ったパスタ。

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フレッシュのトマトにオレガノ、ケッパー、バジルを入れて軽く煮込みました。簡単だけれど色々な地中海の香りが混じり合い、とっても美味しいこのパスタ。これぞ夏の味覚!という感じの一皿です。

夜は、これまたオレガノが名脇役となるナスのパルミジャーノ。

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本来、ナスのパルミジャーノにはバジルのみで、オレガノは入らないのですが、ナスとオレガノの相性はどんなにアツアツのカップルにも負けないほどで、、、。たっぷりとオレガノを振りました。4段のナスの間には、トマトソース、2種のチーズ、オレガノ、バジル、アンチョビ、、、と盛りだくさん。写真はオーブンに入れる前に撮影したもので、実は今オーブンの中、、、これから夜ごはんが楽しみです!(追記:やっぱり美味しかった~❤)

もはや私の料理には欠かせない存在のオレガノ。香り高いオレガノはソースに、サラダに、仕上げに、チョチョっと入れるだけで風味がグーンと増します。私の著書「イタリアで一番美味しい家庭料理 シチリアのおうちレシピ」でもオレガノを使ったレシピがたくさん載っています。

日本ではなかなか「シチリアのオレガノ」を探すのは難しく。スーパーで売っているビンのオレガノ、、、、あれはシチリアのオレガノとはまったく違う香り。でも、ホンモノのシチリアのオレガノ、どこで手に入れたらいいのか、、、と聞かれると、あぁ、、、私も分からず。(スミマセン)シチリアにオレガノを入手しに来てください(笑)

しばらくオレガノ料理ブームが続きそうな予感です。
by latavolasiciliana | 2014-09-02 03:12 | シチリアの旬色々 | Comments(0)

塩の収穫 2014

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7月下旬から始まった塩の収穫も最盛期を迎えています。

トラーパニから街を出てすぐの国道沿いに広がる塩田。マルサラに程近い塩田Ettore e Infersa(エットーレ エ インフェルサ)では、手摘みの塩の収穫を見ることができます。

手摘み、、、と言っても実際に収穫するのはスコップ。キッラキラの真っ白なクリスタルを真っ黒に日焼けした男たちがスコップで小さな山を作り、それを手押し車に乗せて大きな山を作っていく姿はずっと見ていても飽きません。トラーパニに住み始めてからというもの、毎年この風景を見ているわけですが、それでも飽きないこの風景。それはここでの塩作りが数千年も前から続く伝統だからか、それともシチリアの炎天下の中での作業があまりにも大変そうだからか、、、、それともクリスタルが真っ白で美しいから?

まだまだ続くシチリアの夏。今年はいつまで塩の収穫風景を見れるかな?
by latavolasiciliana | 2014-08-19 01:25 | シチリアの旬色々 | Comments(0)

シチリアの夏の保存食

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トマト、茄子、イチジク、プラム、、、夏は色々な野菜や果物がたわわに実るシチリア。この大地の恵みを年中美味しくいただけるように、夏は保存食を作るシチリア。

先日、料理教室でドミンゴ家に行ったらパパの納屋に今年のトマトがぶら下がっていました。比較的空気が乾燥しているシチリアでは、皮がちょっと厚めのトマトをこうして糸にひっかけて天井にぶら下げます。不思議なことにこれが冬まで、、、うまくいけば春ごろまで、持つのです。マンマは冬に肉のブロードを取る時は、必ずこのトマトを使います。冬のトマトは温室栽培。夏のシチリアの太陽をたっくさん浴びたトマトとの味の違いは歴然ですから、、、。

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庭にはマンマが作っている干しイチジク。これはクリスマス時期になると作るイチジクのビスコッティのための大切な材料。これも夏の甘みがたっぷりある果物を冬まで持ち越して、クリスマスのご馳走時期に、、、という昔の習慣です。

すっかりおなじみのトマトソース大作戦も既に行われていますが、今年はまだ参加していない、、、次回はお手伝い(ほとんど手伝いにはなってないけど)に行ってくるかな?

こうして季節の美味しい食材を他の季節に楽しむための保存食。季節の風物詩みたいで見ているだけでも楽しいもの。


私は今年はカポナータ大作戦を行う予定。夏野菜は今が大量に採れる時期。今週あたり作ろうかな?
by latavolasiciliana | 2014-08-18 17:08 | シチリアの旬色々 | Comments(0)

イタリア人も美食と羨むイタリアの南に浮かぶ島・シチリア島から。トラーパニ在住、「シチリア 食のスペシャリスト REI」が市場、食材、レシピ、オリーブオイル豆知識など、美味しい&幸せな食卓をお届けします!シチリア観光情報もあり☆


by latavolasiciliana