チェファルーの近くにあるカステルブォーノという街では毎年秋に「キノコ祭り」が開催されます。

というウワサは何回も聞いたことがありますが、10月は仕事やオリーブ収穫で忙しくて今までなかなか行く機会もなく。今年からラ ターボラ シチリアーナの予約システムを変更したおかげで、今年はちょっと時間に余裕が出来て。初めてキノコ祭りを見に行くことが出来ました。

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トラーパニからは約200キロ。ブイブイ言わせつつ車を走らせること約2時間。山の上にある街、カステルブォーノに到着。早速キノコ祭りのポスターを見つけて気分は盛り上がる!

が、、、、。

街はシーンと静まり返る、、、。街の中心に到着するとチョロっと屋台が見えてきたけど、閉まっている屋台も多く、、、、。

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プログラムをよーく見てみると、ギョギョギョ。夜にならないとイベントは開催されない模様。なんとーーーーーっ!私の頭のなかではキノコの展示とかしているのかと思ったのですが(笑)

街をウロウロしていて見かけたのがこの看板。

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あ、そうだ。ここにはキノコを食べさせてくれるトラットリアがあったんだった、、、と、突然思い出し。看板のあった小径を覗くとカワイイ感じのお店があって。

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時はお昼時、、、お腹も空いていたので、まずはここでお昼ごはん♪

さてと、、、と、外の席に座ろうとしたとき。

「毎度~。」(とは言ってませんけどね・笑)

という声と共にキノコが届いた!

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キノコ祭りでキノコは見れそうにもないけどここでやっと見れた!(笑)

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おっ!ポルチーニもいるよ~♪

「ポルチーニはもう季節も終わりかけているんだよね~。ここ2ヶ月、すごい大量にとれていたんだけどさ。」

トラーパニ近辺は雨が少なく気温も高いため、キノコが生えやすいような環境がなかなか出来にくく、、、。ポルチーニなんてお目見えすることはまずありませんが、パレルモ~メッシーナにかけてのマドニエ山脈やネブロディー山脈の高地ではポルチーニがたくさん収穫できるそうです。うらやましー。

その後も続々と届くキノコたち。

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こちら黒キノコ。初めて見ました。

キノコの名前、色々聞いたんですけどね、、、、覚えられなかった(笑)難しいんですよね~、キノコの名前って(汗)

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キノコ、色々と説明してもらいとっても勉強になったー。しつこいようですがトラーパニで食べることは出来ませんから。

さてさて。お勉強の後はごはんを食べないと!

「キノコが食べたいわ~」

前菜はお任せで頼みました。

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キノコのカルトッチョ!少なそうに見えますがたっぷりの3人前♪

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キノコの炒め物。

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ネブロディ山脈で作られた生ハムも♪ これがトロリと舌の上でとろけるようで美味しかったなー。
いや~、山の幸!

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パスタはC氏と一緒に行った友達はキノコのパスタ。パスタが微妙に黒いのは我らがトラーパニ県(笑)のカステルベトラーノ近辺で栽培される古代種のセモリナ粉を使っているから。ただの乾麺に見えますが手打ちパスタです。独特の風味で美味しかった!

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本当は私もキノコのパスタを食べたかったのだけれど、、、。皆で同じものを注文するのもいかがかと思い、キノコと豆スープに。こっちも優しい味で美味しかったのですが、やっぱりキノコの味をダイレクトに味わうならキノコのパスタだったなー。

あーでもないこーでもない言いながらモグモグ食べてると、カメリエーレのお兄ちゃんが、

「厨房に日本人の女の子が働いているんだよ!」

と。

出てきた女子と自己紹介しあったところ、、、。な、なんと、以前に私にFBでメッセージを頂いていたことが発覚!そして私は、、、大変失礼なことに返事をしていなかった、、、っ!あれは確か日本に行く前の出来事で、、、オリーブオイルセミナーやシチリア祭りの準備に追われていて、メッセージは読んだもののついつい返事をするのを忘れてしまっていたのでした、、、、。

「佐藤 礼子さんですか?トラーパニの?前にメッセージ送ったことがあるんですよー♪」

と、明るく言われ、、、はっ!と思い出した私。穴に入りたい気分でした、、、、。(タマちゃん、本当にゴメンネ!汗)

キノコのお勉強をして、キノコを楽しみ、楽しくおしゃべりをしている間に、、、もう16時を過ぎてるー。ってなことで、お店を後にしたのでした。

お店の外に出てみると、さっきより若干人が増えて、お祭りらしくなっていました。が、残念ながらこの日は夜にも予定が入っていて、、、街を少し散策して退散。

キノコ祭りでキノコを見ることは出来なかったけれど、キノコを食べることができたからいいとするか(笑)

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期間中、キノコツアーも行っている模様。来年は予約してみるかなー♪
# by latavolasiciliana | 2013-10-28 04:17 | シチリアのお食事処 | Comments(2)
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まだまだ夏、、、なんて思っていいたら、あっという間に10月も下旬にさしかかり。

これまたマダマダ、、、なんて思っていた「東シチリア周遊 美食の旅ツアー」も、気が付けばもう来週!

ラ ターボラ シチリアーナは2006年、西シチリア中心に活動を始めて早くも今年で7年目。ここ西でもマダマダたくさん紹介したいことはあるのだけれど、去年からちょいと力を入れているのが東シチリアを回るプラン。シチリア、西と東では随分違うんです。それは辿ってきた歴史が違うから。

四国の1.5倍程度の大きさ、と言われるシチリアですが、かつては多くの独立都市から成り立っていました。それ故、今も地方ごとにその時の歴史が反映される文化が根付いています。そんな事を、トラーパニにいらっしゃるお客様に力説していたら、「西は見たから東も見たい!」というリクエストが増えてきて、、、。今年から定番化させることに決定ー。その定番化第1弾が来週開催されます!

プランはカターニャから出発して、

●シラクーサ
●ノート
●ラグーサ
●モディカ
●キアラモンテ グルフィ
●カルタジローネ
●チェファル

を周ってパレルモ市街解散の5泊6日!

シチリアをバスで旅したことがある方はお分かりかと思いますが、この工程を5泊6日でバスで回るのは到底無理、、、。いや、出来たとしても街でゆっくりする時間は取れません。それでは旅行する意味もなく。シチリアって本当に公共の交通機関の便が悪いんですよね、、、ま、そこがまたたまらなく惹かれるところでもあるんですけどね(笑)

一番上の写真は、私の古巣モディカ。ここ数年、仕事で年に2回は行っていますが、モディカ再訪は私にとって嬉しいお仕事のひとつ♪ 何せボナユートの仲間達に会えるチャンスですから。

そして今回の旅の大きな目的は「美食の旅」の他、「陶器ショッピング」!シチリアの陶器の街!といえば、、、、のカルタジローネではいつもに増してショッピングの時間を増やし、チェファルーではサントステファノ ディ カマストラの陶器を♪ そして美食で忘れられないキアラモンテ グルフィのの豚専門店「Majore(マヨーレ)」、、、、ここも忘れずに行ってきます。今回はラグーサでの地方料理を食べるチャンスもあり、これも久しぶりで楽しみ!

ラ ターボラ シチリアーナの旅は普通のツアーと違って、皆様が「もうちょっとここを見たい!」と思ったときに、フレキシブルに対応が出来ること。もちろん、出来ることと出来ないことがありますが、出来る限り皆さんが興味を持ったモノ、場所を重点的にシチリアを楽しんで頂きたいと思っています♪

戻ってきたらレポートしますのでそちらもお楽しみに!
# by latavolasiciliana | 2013-10-26 00:25 | ラ ターボラ シチリアーナ | Comments(4)
今日、うちの近所を歩いていたら、こんなものを発見。

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そうだー、もうすぐフルッタ マルトラーナの季節だ!

フルッタ マルトラーナはマジパンで色々なフルーツを象った11月2日の死者の日のお菓子。シチリアではこの日、なくなった方々を偲びつつフルッタ マルトラーナを食べるのが習慣。シチリアではこのお菓子を手作りする人もたくさんいて、この時期になると型や色粉など、フルッタ マルトラーナを作るための道具が店先に並び始めます。お菓子屋さんのショーケースにはズラリとフルッタ マルトラーナが並びそれはそれは圧巻。

シチリア伝統菓子には欠かせないこのお菓子、もちろん先日出版した「シチリアの伝統菓子とマンマの手作り菓子」にも載っています。(作り方54~55ページ)

フルッタ マルトラーナは実はとっても時間のかかるお菓子。それは色を付けるのに、滲まないように塗っては乾かし、塗っては乾かし、、、何層にも色を重ねてリアル感を出していくから。撮影ではそんな時間は絶対に取れない!と思った私は、シチリアの家でフルッタ マルトラーナ作りに励み、大切に大切に日本に持っていきました。最後まで仕上げるのにかかったのは3日。時間はかかりますが、出来上がったときの達成感といったら、、、そりゃすごい自己満足(笑)

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かわいいったらありゃしない(笑)
これは実際に本の撮影に使ったフルッタ マルトラーナ。本番はスタイリストさんがとっても可愛くスタイリングしてくださり♪ お気に入りのワンショットです(@54ページ)。

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右の写真はベースのマジパンを作ってまずは型に入れて抜いたところ。

フルッタ マルトラーナは、洋ナシやリンゴなどのように型を使わずに手で形を作っていくものと、バナナ、レモン、イチゴのように型で抜いて作るものの2パターンがあります。型で抜くのは簡単だろう、、、と思うかもしれないのですが、これがまた微妙に難しくって。立体感を出すのに9年前の修行時代、私も一苦労しました。



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色付け最中はこんな感じ。

色粉を水で溶かしながら色を作るのですが、、、これがまた難しい。薄すぎると乾いたときに色が出てこないし、濃すぎるとドギツイ。お店ではいつも色を既に準備していたので、すぐに作り始めることが出来ましたが、家では1色1色準備が必要。すごく時間がかかります。


フルッタ マルトラーナといえば、私がシチリアで習いたいもののかなり上位に食い込んでいたお菓子のひとつ。でも、どこで習おうかな~、、、と思いながらボナユート(@モディカのお菓子屋さん)でチョコレート修行をしている時のこと。シチリアの食の雑誌をパラパラとめくっていた時に見かけたフルッタ マルトラーナ、、、それはすごく美しく上品で優雅。そして本物?と間違うくらいリアル感に溢れ。これだっ!と思ったら一直線。そのページに書いてあったマリア グラマティコというエリチェのお菓子屋さんにすぐに電話。修行をさせてもらえないかどうかを打診してみました。

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マリア グラマティコのフルッタマルトラーナ*アプリコット*


こうして2005~2006年の冬季にマリアグラマティコでフルッタ マルトラーナをはじめ、アーモンド菓子のイロハを学ぶこととなったのです。

初めての事ばかりだったフルッタ マルトラーナ修行はとっても楽しく♪ 私にとってはすごくたくさんの想い出があるお菓子です。今の季節、ショーケースに並ぶフルッタ マルトラーナを眺めてはその時のことを思い出します。

本では家庭でも出来るレシピを載せましたが、残念ながら

「気軽に作ってみてくださいね!」

といえるお菓子ではないことは確か。でもどうやって作っているのか、、、ということはわかっていただけるかと。シチリアを旅すれば一度は必ず見かけるこのお菓子。あ~、こうやって作っているのね~、と本を見ながら謎解き。それもまた楽しいかと♪

銀座、池袋、横浜、、、日本から

「平積みになっていますよ!」

とたくさんのご報告を写真つきでいただいています♪
先週、出版社から配本が始まり、そろそろ全国書店で出揃ってきたようです。書店に行ったら是非お手に取ってみてくださいね!

Amazonはこちらから。

という私のところにはまだ届いていません、、、早く私も出来上がった本を見たいのですが~(笑)届くまで気長に待つとしますか、、、、。
# by latavolasiciliana | 2013-10-24 16:09 | シチリアのお菓子 | Comments(0)

秋の畑

連日暑い日々が続くシチリア。

日曜日からアフリカからの風シロッコが吹き、また気温が上がっています。朝はちょっと肌寒いので薄手の長袖を着たりするんですが、10時くらいから気温はグングン上がり、、、タンクトップか半袖に着替えます。

それでもやっぱり畑は既に冬支度。

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9月下旬に日本に行くまえに植えたばかりの”ブロッコロ”という名の緑のカリフラワー。既に結構大きくなっています。

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フィノッキオことフェンネル。今年は4畝植わってる、、、ひひひ。クリスマス頃には収穫したての香り高いフィノッキオが楽しめるな♪

パパの畑には常に青物が植わっています。夏前にはサラダ菜、ロメインレタスなどなど、生サラダにする用の葉っぱが植わっていますが、シチリアの夏の暑さに耐え切れず、7月中旬で枯れちゃいます。そして、9月になって雨が降り始める頃、ホウレンソウやチコリ系の茹で野菜用の青菜を植えるのです。

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秋は野草の季節でもあるので、畑の青菜はこれで十分だそうで。あとは週に1回ほど野草を大量に積んでくれば1週間、青菜には困らない。あ~、羨ましいこの生活!

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そして食べごろまであと1ヶ月ちょっととなったオレンジ!今年も元気に育っています♪

今はまだまだ暑いけれど、着々と冬に向かっているのね、、、と思っていた矢先に畑の隅っこにこんなものを発見!

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な、なす、、、。

「植物は元気だし、まだまだ実を付けるから放置してあるのよ。」

と、マンマ。
確かにこんな小さな実がゴロゴロついていました。夏よりも時間がかかるものの、直径10センチ超くらいまで大きくなるそうです。毎年さすがに10月下旬になるとナスも枯れているので、今年は本当に気温が高いんでしょうね。

畑の隅っこに今年は何も植えていない土地が余ってました。春に日本に行ったときに今年こそ育ててみよう!と思ったゴボウや大根の種をこっそり日本から持って帰ってきました。(注・種は持ち込み禁止物のひとつです!)日曜日は日本野菜を植えてこようかな♪ 果たしてシチリアで育つのか!?
# by latavolasiciliana | 2013-10-22 19:19 | 畑の四季折々 | Comments(0)

パパのリンゴは秋の味

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パパの畑には無農薬で育てる2本のリンゴの木があります。

1本は小ぶりな赤いリンゴ、もう1本は青リンゴ。大切に育ててきた2本の木、今年は豊作!我が家にも毎週のようにドッサリとリンゴが届きます。

リンゴって寒い国の食べ物だ、、、って思っていた方はいませんか?実は私もそう思っていました。最初にパパの畑にリンゴの木がある、、、と聞いたときにはすごく驚き。パパの畑(家から少し離れたところにあります)の近くにはリンゴ農家もいて、パパの家の近くを車で走りながら売っているのですが、どうやら地域で完売してしまうらしく。残念ながらトラーパニの町ではトラーパニ近辺で生産されたリンゴはほとんど売っていません。

シチリアのリンゴは9月下旬に収穫が盛んになるのですが、パパのリンゴは少し標高が高いところに植わっているせいか、収穫はいつもオリーブの収穫と同じ10月中~下旬。まだまだ気候は暑いですが、私にとってパパのリンゴは秋の味覚♪
パパの畑でとれたリンゴは実がしっかりしまっていてシャキっとしていて甘酸っぱい、、、♪ 小ぶりながらにギュっと自然の恵みが凝縮されたような美味しさ。

マンマからはカリンも持っていかない?と言われましたが、実はカリン、あまり好きではない私。

「じゃー、部屋の中に置いておきなさいよ。芳香剤としてすっごく良い香りが漂うわよ♪」

今朝、リンゴと一緒にもらってきたザクロと一緒にキッチンに飾りました。

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現在我が家はフルーツの香りが充満しています♪

りんご、ザクロ、かりん、、、シチリアの秋の味覚。この季節が終わるといよいよオレンジの季節が到来!

やはりシチリアは食の宝庫♪
# by latavolasiciliana | 2013-10-21 19:31 | シチリアの旬色々 | Comments(0)

イタリア人も美食と羨むイタリアの南に浮かぶ島・シチリア島から。トラーパニ在住、「シチリア 食のスペシャリスト REI」が市場、食材、レシピ、オリーブオイル豆知識など、美味しい&幸せな食卓をお届けします!シチリア観光情報もあり☆


by latavolasiciliana