カテゴリ:ワイナリー訪問( 3 )

ブドウ畑をお散歩♪

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シチリアは現在、ブドウの収穫真っ最中!
私も昨日、収穫のお手伝いをしに行く予定だったのですが、、、。
当日の朝、ブドウ畑に移動途中電話がかかってきて、

「ブドウを運ぶようのトラックが故障して、今日は収穫ができないんだよ。」

と連絡が。
もう既に半分くらいの道のりを走ってしまったので、
そのままブドウ畑へ。
収穫はしませんでしたが、その代わり、半日、ワインの生産者に畑を案内してもらいました。

畑はこんな丘陵地にあります。

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エリチェの山を遠くに臨む美しい風景。

ここはマルサラとトラーパニの中間地点を内陸部に入っていったあたりに広がるブドウの名産地。
トラーパニやマルサラ近辺の有名ワイナリーもこの辺にたくさん畑を持っています。
標高が少し高いため、トラーパニに比べると朝晩は涼しい風が吹き、
昼間にはギラギラ太陽があたり。
その温度差がブドウ栽培に適しているといわれています。

こちらの生産者、白はカタラットのみを作っています。

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あと2週間くらいで収穫。

ちなみにこの日はメルローを収穫予定でした。

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これはネーロダヴォラの中に1本だけ植えているという食用のブドウ。
名前は忘れてしまいましたが、これが美味しかった!
とっても甘くて噛めば噛むほど皮と実の間から芳醇な風味が広がり、、、。
ちょっと巨峰にも似ているこのブドウ、イタリアに来てから初めて食べました。

お持ち帰り用に収穫(笑)

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こちら畑の持ち主で生産者のフランチェスコ。

ネーロダヴォラの畑。

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手前が8年くらいの木、奥が15年くらいの木。

あまりにブドウの美しさに思わずうっとり❤

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「分析にかけるようのブドウを収穫してくるからちょっと待っててねー。」

と、ネーロダヴォラ畑に消えていくフランチェスコ、、、。
ネーロダヴォラの収穫はあと3週間後くらいだそうですが、
収穫が近くなってくるとこうしてチョコチョコと分析に出して、糖度や酸度を調べるのです。

さて、7年のネーロダヴォラと15年のネーロダヴォラ。
横に並べて食べ比べしてみました。
味は同じクローン(ネーロダヴォラと言ってもいろんな種類があるのです)だから一緒。
でも糖度が違う。
15年の方が糖度が強く感じられ、7年の方が酸度を強く感じます。
もちろん房の付き具合とか、日の当たり具合に寄っても違うでしょうから、
何か所でサンプルを取って食べ比べてみたのですが、結果は全部同じ。

フランチェスコ曰く、

「そうなんだよね。15年くらいの木の方は今がベストな畑になっているから、
確かにこっちの畑の方が毎年糖度が高いんだよ。」

と。

土の質、日の当たり具合、ブドウの種類、木の年数、剪定方法、栽培方法、、、
様々な事を説明してもらいながら、ブドウを食べ比べながらのブドウ狩り、
本当に勉強になります。
ワインを試飲するテクニックも重要ですが、
こうして実際に造り手から説明を受けながらの畑見学は脳に詰め込むだけの知識とは違い、
体で覚えるから絶対に忘れないのです。

BIOで作っているこちらのワイン。
BIOとは名ばかりな生産者も多い中、こちらはいわゆるVino Naturale、
ブドウだけがBIOなわけではなく、醸造の工程もなるべくナチュラルに、、、。
BioワインとVino Naturaleの違いは一言で説明するのは難しく。
造り手によって解釈も色々。
こちらの造り手のフランチェスコは生産者として消費者にいかに自然で美味しいワインを届けられるか、
そしていかにブドウの木も快適で、生態系も崩さないか、、、
ワインを造るということだけではなく、自然のサイクルも考えた非常に素晴らしい哲学を持っていて。

BIOやVino Naturaleに関しては言葉にするのは非常に難しく、
誤解を生む可能性もあるので、詳しくの説明は控えておきます。

ケースいっぱいに頂いてきたブドウ達♪

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計6種類のブドウがありました。
家に戻ってゆっくりと食べ比べ。
こうして食べてみると、ワインの味がどうしてそうなるのか、、、
しっかりと舌で覚えることができます。

結局、収穫が延期になっちゃってラッキーだった私。
そして、いつもちゃっかり者な私(笑)


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by latavolasiciliana | 2015-08-22 23:05 | ワイナリー訪問 | Comments(0)
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去年の訪問に続き、今回が2回目のMarco De Bartoli(マルコ デ バルトリ)@パンテッレリア訪問。

今年はマルサラのバルトリに2回、そしてパンテッレリアのバルトリ。
なんだかバルトリにご縁がある年。


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マルサラの土地に植わっているのがグリッロ種のみなら(一部実験用に違う品種も植わってますが。。。)、
パンテッレリア島の土地に植わっているのはジビッボ種のみ。
このブログでは何度も触れてきましたが、パンテッレリア島のジビッボはとっても背が低く。
風があまりにも強いパンテッレリア島では高く木を伸ばしていくことはできず、
ギラギラの太陽から守る、という意味でもやっぱり低木。

そして驚くのはこんなに雨が降らないのに、水をあげないで育てるということ、、、。
木が水があまり要らないように自己改良しているのはもちろんですが、
朝晩の気温の差から出てくる朝露をうまく拾い集めて利用しています。

パンテッレリア島のジビッボ種の栽培方法は去年、ユネスコの世界遺産に登録されました。
(栽培方法が、、、です)
このことからも本当に特殊な育て方なのねー、という事がお分かりいただけるかと。


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さて、いま絶賛改装真っ最中!というパンテッレリアのバルトリ。
栽培から製造まですべてを一貫してパンテッレリア島で行うため、
現在カンティーナの中を改装中だそうで。
去年行ったときには物販スペースだった場所に、樽が並べられていました。

マルサラで聞いたときには、

「5月末には終わっている予定よ~」

と言っていたのですが、、、。
まったく終わる気配はなく(笑)
ま、島ですからね、それもパンテッレリア、、、。

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ジビッボの干しブドウ。
大きくて甘い♪
これを使って作るのがパッシート、、、(詳しくはこちらを)
パンテッレリア島の食文化には欠かせないパッシート。
私の愛するワインでもあります。

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こちら日本未入荷。若飲みタイプ。
息子の代になってからのニューラインナップです。
若飲み、、、と言っても十分に香りは良くて。


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そしてこちらが有名どころBUKKURAM(ブックラム)。
バルトリのカンティーナがあるのがブックラムという小さな村。
ブドウもそこで栽培されています。

トロ~ンとした濃厚な中に、きちんとした酸味も効いていて。
今、現行が2008年のものなので既に7年くらい経っています。
パッシートは寝かせれば美味しい、、、というものでもないのですが、
今がピークに美味しいかも、と思わせる味わいでした。

去年も案内してくれた若いお兄ちゃん。


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実はエノロゴ(ワイン醸造家)だったことが発覚。

パッシートって大きな規則(DOC)の中で、
それぞれの生産者が、それぞれが思う一番おいしいパッシートを目指して、
色々な造り方をしているんです。
干しブドウを作る方法、どのタイミングで干しブドウを入れるのか、
どれくらい入れるのか、どれくらい放置するのか、どのような醸造工程を辿るのか、、、
大枠は一緒ですが細部は本当にそれぞれ。
今回は仕事だったので、個人的な質問は控えましたが、
次回訪れたらもっと色々と教えてもらいたい、と思うのでした。


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試飲が行われるこのテラス。
目の前にはブドウ畑が広がり、本当に気持ちが良い❤


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by latavolasiciliana | 2015-06-17 03:55 | ワイナリー訪問 | Comments(0)
先週末は秋から募集を開始する予定の「シチリア南東部滞在プラン」を作るため、モディカに旅していました。

ラ ターボラ シチリアーナのプランと言えばやっぱり「食」が外ないテーマ。そこでワイナリー訪問をプランに組み込みたいと思い、いくつかワイナリーを訪問することにしました。今回、訪問してみたのはモディカから30kmほどのところにあるプラネタ社のノートのワイナリー。

プラネタ社のメンフィにあるワイナリーは2011年に訪問しましたが、ノートのワイナリーは初めて。モディカからの道のりは簡単だったはずなのに、、、めいいっぱい迷いました(汗)

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到着したその目の前の敷地はなんと51ヘクタール!さすがプラネタ。規模が大きい。

ここではモスカートとネロダヴォラが栽培されています。

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土はかなりサラサラで足がめりこんでいってしまいます。ブドウは元気に育っていました。あと少しで収穫です。

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こちらはネロダヴォラ。ご立派です。

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こちら今回案内をしてくださったモディカーナ(モディカの人)のVivianaさん。畑とワイナリーをとっても丁寧に説明してくださいました。ワイナリーは気候条件やワイナリー自身のこだわりが違うので、どこに言っても勉強になるし、ブドウや土地の話をするのはとっても楽しくって。あっという間に時間が経っていきます。

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今回試飲したのは白2種、赤2種。そしておつまみ付き。

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試飲が終わった頃にはおなかいっぱい(笑)

モディカに到着する日の訪問だったので、ちょっと遅めに18:00に予約しました。そして終わって外に出てみたらもう20:30!!

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ブドウ畑の向こうには真っ赤に夕陽が沈んでいきます。

秋に発表する「シチリア南東部滞在プラン」は私が同行しないタイプのプラン。でも、ワイナリーやブドウの説明を事前にお渡しして、それを見ながらイタリア語、もしくは英語で見学していただく予定です。それが故に、目で楽しむことができて、舌で楽しむことができて、、、そしてワイナリーらしい開放的な気分を満喫していただけるワイナリーを探しています。

ここのワイナリーはまずは合格点!あといくつか訪問して決めたいな、と思っています。
by latavolasiciliana | 2014-07-22 01:42 | ワイナリー訪問 | Comments(2)

イタリア人も美食と羨むイタリアの南に浮かぶ島・シチリア島から、トラーパニ在住のREIが食材情報、レシピ、オリーブオイル豆知識など、美味しい&幸せな食卓をお届けします!


by latavolasiciliana