保存食Day。
今が旬のあんずとさくらんぼ。
この時期はいつも忙しくて、保存食どころではないのだが、今年はチャンス!
農民市場に仕入れに行きました。
あんずは農民市場で3種類、それぞれ1kgずつ、合計3kg。
みるからに美味しそうな、このあんず↑。
このあんずを買いながら、
「ジャムにするんだー」
とおじさんにいったら、
「ならもっと熟したのがあるよ!」
といって、裏からもってきたのがこれ↓。
品種が違うけれど、確かにもう蜜があふれ出るほど熟しています。
「安くするから全部持って行って―!」
といわれたのだけれど、全部=5キロ、、、。
ちょっとためらい、1kgだけ分けていただきました。
1kg=1.5ユーロ(約200円)。
そしてもう1種は、農民市場の外にいつもいるオート三輪のおっちゃん。
先週末、このおっちゃんから買ったあんずがすごーく美味しかったから、今日も行ってみたら、
先週のとは見た目が違い。
「この前のはないの?」
と聞くと、
「これも本当に美味しいから。」
といわれ、ならば1kgだけ、、、と思い購入。
それぞれ、熟れ方も、味も、全く違う。
ミックスすると、それぞれの味が複雑に絡まり合って、深い味のあんずジャムができるんです。
オート三輪のおっちゃんから買ったあんず、見た目はちょっと青くて固くて甘くなさそうだったけれど、
これが一番味が濃くておいしかった!
<私のあんずジャムの作り方>
杏ジャムは洗ったら種を取ったらボウルに入れて、砂糖を加えて3時間くらい放置。
そうすると水分がたっぷり出てきます。
そしたらレモン汁を加えて煮込みます。
私はさっぱりしたのが好きだから、レモンの皮のすりおろしも入れちゃいます。
種を取ったあんず1kgに対してレモン1/2個が目安。
ミントを入れても美味しいです。
最初は死ぬほどアクがでてくるので、アクが浮いてくるように中火~強火でこまめにすくいます。
しばらくするとアクは出てこなくなるので、そしたら弱火でコトコト。
私はブルンブルンのジャムよりも、サラサラ~としたのが好きなので、煮詰まり過ぎないに気を付けて。
形もちょっと残っているくらいが好き♪
ちなみに砂糖の量は今回はあんずの重さの25%。
販売用にするためには、保存性を高めるために50%くらい入れたほうが安心ですが、自分用なので少なめに。
(もちろん、もともとの果物の糖度にも寄るのですが、、、。)
砂糖はオーガニックのキビ砂糖を使いました。
さくらんぼ1kgは、普通に食べるために少しだけ買ったのだが、糖度が高くて、味も濃くて美味しかったから、コンフェットゥーラにすることにしました。
作り方はあんずジャムと一緒。
レモンは入れずに、ミントを加えて清涼感を。
このコンフェットゥーラ、スコーンやパンに添えてもおいしいし、真夏に炭酸水で割って飲んでも美味しい優れもの。
しかし、暑い、とにかく暑い、、、。
でも、寒い季節に、チーズに添えて食べることを考えながら、暑さに耐える!
(冬まで持つかな~、全部たべちゃうかも💦)
瓶に詰めて、煮沸消毒している最中のお楽しみは、氷で冷やしたチェリー水。
鍋に残った煮詰まった部分を、水を入れてゆっくりと溶かして氷で冷やして、一気に飲む、、、
ぷはー!うまい!
第1回目はちょっと控えめにこれだけ。
あんずジャムが8瓶と、さくらんぼうのコンフェットゥーラが小さい瓶で4瓶。
季節が終わってしまわない前にもう1回仕込もうかな。
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