2017年 08月 30日
シチリアはやっぱり美食王国 ~KM0(キロ―メトロ ゼロ)と国産
先日、お客様と農民市場を散策していた時の事。
トラーパニの農民市場は地元の農家さんが採れたて野菜を販売しているので、
トラーパニから10kmほどの距離の農家さんを中心に、
遠くても50km(トラーパニの街から一番遠いあたり)あたりのところからやってきた人達ばかり。
八百屋さんはトラーパニ、パレルモ、アグリジェント、、、と100km辺りまで距離が延び。
巨大な農園を持ったカターニャ方面の野菜や果物も少なくなり、、、まぁ、シチリア産ではありますが、
思わず「ん~、、、カターニャ産か~、、、って思っちゃう。」
なんて話をしていました。
イタリアを旅行していつも思う事、それはシチリアの市場や八百屋さんには「シチリア産」がすごく多いこと。
イタリア中~北部の市場では、特に冬季になると「シチリア産」と書かれた野菜や果物がすごく多く並びます。
そこでお客様の一言。
「でも国産ですよね??」
言われてみれば、、、。
東京出身の私は、確かに自分の住んでいるところから10km以内の野菜なんてありえなかったし、
なるべく日本全国からやってきた生産物を中心に買い物はしていたものの、
やはり時には海外からやってきたものも買っていました。
それがシチリアに住み始めてからは生産者と消費者の距離があまりにも近くて。
自家菜園>地元のもの>シチリア産>国産
ついにはこんな感じが当たり前に。
野菜や果物は、私が買うのは「シチリア産」までで、それ以外のものはほとんど買いません。
海外のものと言えば、果物と言えばバナナしか食べない来客のために買う時折買うバナナ、、、
それ以外はないかも。
今の時期、農民市場には自家製トマトソースを作るためのトマトがケース売りしていて自分で畑を持っていない人が買い求めます。
トマトは自家製じゃなくても、信頼おける農家さん。
そして自分で1年分のトマトソース作り。
ドライトマト、干しイチジク、モモやアンズのジャム等、農家さんが作った自家製保存食も並びます。
旬のものを旬の時期に。
当たり前のようですが、旬の壁が崩壊しつつあった日本では意識していないとできなかったことが、
ここシチリアでは当たり前に実行することができます。
市場に並んでいるものは旬のものばかりですから。
日本では
「健康にいいから」
と義務感に駆られて食べていた野菜ですが、シチリアに来てからの食生活は野菜中心に。
何故なら
「美味しいから」
私の意識も食生活もこの12年で随分変わったな~、、、と思ったのでした。
今日は農家さんのドライトマトをゲット♡
今年は自分で作ろう!と思っていたのですが、あまりに忙しくて作るヒマがなかった、、、。
気候的には絶好なドライトマト日和が続いていたのに(涙)
来年こそは、、、!と思いつつ、農家さんの美味しいドライトマトをかじりながらブログを書いています。
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