2017年 04月 14日
聖木曜日は教会巡り ~ パスクワ(復活祭)前の夜のお散歩
昨日水曜日の夜のお散歩に続き、木曜日も夜のお散歩。
金曜日の大行進の前夜、木曜日の夜。
教会にはセポルクリと呼ばれる、キリストの聖体安置所が作られます。
そのいわれは、↑のエントリーからご覧ください。
敬虔なキリスト教徒達は明日の大行進の前日、このセポルクリを見るため、そしてミサに参加するため教会に行きます。
私達も夕食を家で食べた後、トラーパニの街へ。
セポルクリは「奇数見なければならない」と言われています。
それも最低3つ。
さて、まず向かったのはカテドラーレ(大聖堂)。
中に入ってみると、、、
わかるでしょうか、、、長蛇の列。
パンはキリストの身を、杯に注がれた赤ワインはキリストの血をあらわします。
後ろにある絵は最後の晩餐。
そう、聖木曜日は最後の晩餐が行われた日。
そして翌日、金曜日に十字架にかけられます。
2つ目はこれも旧市街のサンピエトロ教会へ。
セポルクリは教会によってそれぞれ。
どこでも一緒なのは、パンとワインがあること。
そしてミサが行われている事。
そして次は新市街のアヌンツィアータ聖所記念堂へ。
ここは私達は「マドンナの教会」と呼んでいる通り、トラーパニのマドンナが祀られている場所。
正確には教会ではなくサンクチュアリーです。
トラーパニ市民に愛されるマドンナ、ここの教会は人がいっぱいいるだろうな~、、、とは思っていたんですが。
行ってみたら外にまで列ができていました。
ん?ここの空間、入ったことが無いような。
非常に美しいセポルクロ。(セポルクリ(複数)⇒ せポルクロ(単数))
どこの教会も、神聖な空気に包まれ。
観光客はほとんどいない(というか、いない)ので、写真を撮ることさえはばかられる雰囲気です。
と言いながら、私は撮ってしまいましたが、、、、(苦笑)
このセポルクリの前にいる時間は皆ほんの少し。
祈りを捧げるというより、軽くご挨拶程度な感じ。
なので列ができていても比較的早く順番が回ってきます。
こうして1日1日、パスクワに備えていく敬虔な信者達。
そして今日はついに聖金曜日。
復活祭の大行進があと4時間後に始まります。
もちろん私も見に行きます!