いつもの美味しいハチミツは、、、実はすごいハチミツだった!?

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私がいつも買う地元トラーパニの養蜂農家さんが運営するハチミツ屋さん。
日本の料理教室やシチリア祭りでもご紹介させていただいたこのハチミツ。

うちの実家はほとんど砂糖は使わずハチミツを使うのですが。
日本で買う国産のハチミツより、私がもっていくこのトラーパニのハチミツの方が味が濃いと。

いつも農民市場に買いに行くのですが、今日はひょんな話からプチハチミツ講座が始まりまして。

ここのハチミツが濃い理由、それは、ハチミツの中に含まれる水分量が少ないから、だそうで。
例えば北部で採れるハチミツは大体25%以上はあるのに対し、トラーパニのハチミツは12~15%。
つまり、水分量がすくなければその分、味が濃くなるわけで。
北イタリアの養蜂農家さんからは、毎年結構な量のバルクでのハチミツの注文があるそうですが、
それは自分達が採取したハチミツに混ぜるためだそうで。
こうすることで、水分量を下げ、味の濃いハチミツを作るそうです。

初耳。

「Ape Nera(アーペ ネーラ=黒い蜂)って知ってる?」

と聞いてみたところ、

「僕たちのはほとんどがApe Neraだよ。」

Ape Neraとは最近スローフードがプレシディオに登録し始めたシチリア伝統の蜂。
Ape Neraが採取してきたミツは味が濃く、栄養価が高い、とのうわさ。
「希少価値」と言われていて、私もトラーパニのどこかで売っているところないかな~、、、と思っていたのですが、
実は、普段食べていたハチミツはApe Neraだった!!!

ぬわんと、、、。

「僕たち、地元でしか販売していないから、Ape Neraとかアピールしなくても、信用でお客様が買って行ってくれるからね~。」

とのこと。
それも確かに。
そう、このハチミツ屋さん、農民市場に行くと、列を成すほど人気のハチミツ屋さん。
みんな美味しいモノは良く知っている(笑)

その話に続き、

「マヌカって知ってる??」

と聞かれ。

ニュージーランドの殺菌力が高い、そして価格もお高いハチミツ、、、というくらいしか知識はないけど、、、というと、

「その殺菌力ね。うちのユーカリのハチミツから、マヌカの3倍量が分析で検出されたんだよ。」

マジ―。

確かにここのハチミツ屋さんで、「ユーカリのハチミツは喉が痛い時にいいから」と、ガラガラ声の時に何度も進められ(笑)
一度試したら、喉の効果よりも、その風味が気に入って、今日手にしていたのも偶然ユーカリ。

ちなみに500mlでお値段8ユーロ(約1000円弱)。
マヌカに比べるとかなりお得な感じで。

なかなか謎の多いハチ&ハチミツの世界。

ちなみにハチミツって「生」のものは輸入するのがなかなか大変で。
(「生」ですからね。。。。)
殺菌消毒しているものはたくさん入っていますが、殺菌消毒すると風味が落ちる事はもちろんの事、
ハチミツの持つ効果や栄養価がグン、と下がってしまうそうです。

ここ数年、輸入(輸出?)のお仕事にもちょっと携わるようになり、つくづく思ったのが、

「美味しいものは現地に行かなければ食べられない」

ということ。

日本は何でも手に入るからね~、、、と、良く言います。
確かに日本には驚くくらいの世界から輸入された食品があります。
が、それは遠い国から日本に運ばれ、、、必ずしも現地と同じ状態であるとは言えず。

そして、厳しい日本の検疫システムにより、輸入が不可能なものもたくさんあります。

やっぱり美味しいものは、現地で、その空気の中で食べるのが一番!とつくづく思った今日の朝でした。

今日は25℃近くまで上がったトラーパニ。
そして今日の夜中にサマータイムになり。
いよいよ本格的に冬脱出!!
もう夏が待ち遠しいトラーパニです❤




by latavolasiciliana | 2017-03-26 01:07 | シチリアのオイシイ食材 | Comments(0)

イタリア人も美食と羨むイタリアの南に浮かぶ島・シチリア島から。トラーパニ在住、「シチリア 食のスペシャリスト REI」が市場、食材、レシピ、オリーブオイル豆知識など、美味しい&幸せな食卓をお届けします!シチリア観光情報もあり☆


by latavolasiciliana