シチリア名物カンノーリはカーニバルのお菓子

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カンノーリと言えばもはやシチリアの代名詞、、、でもあるほど有名な有名なお菓子。

日本では映画、ゴッドファーザーで毒入りカンノーリを食べさせる、というシーンで一躍有名になったこのカンノーリ。シチリア人ならカンノーリを出されて食べない人はいないから、確実に殺害できる、そんな小道具に使われました。

今では1年中食べることができるカンノーリですが元はといえば、カーニバルのお菓子。カーニバルは復活祭の前の節食期間に入る前のお祭り。たくさん食べて、たくさん騒いで、その後の節食期間に備えよう、というのがカーニバル。今ではバカ騒ぎ的なイメージがありますが、もともとは宗教的意味を持つ行事でした。

カンノーリの語源は、カンナ=葦、サトウキビ。昔はサトウキビの茎の部分に生地を巻きつけて揚げていたことからこの名前が付きました。

アラブから伝わってきたと言われるこのお菓子。色々な説がありますが、リコッタを使うこと、そして飾りにオレンジが使われていることからもやはりアラブ人説が有力かと思います。

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トラーパニ近郊のダッティロ村にはカンノーリの美味しいお店、として知られているお店があります。ここのカンノーリ、美味しい、、、でもデカイ!!指の太さと比較していただきたいわけですが、指は私の指、、、ではなく、C氏の特大サイズ(笑)全長20cmは越すであろう皮の中にた~っぷりと詰まったリコッタ、、、一人で完食はまずムリです。

ちなみに、ダッティロ村がなぜか有名になりましたが、この村の近く村にも美味しいカンノーリが食べられるお店があります。観光客はダッティロを目指しますが、地元の人たちはダッティロ近くの村を目指す人が多いです。




私的カンノーリの美味しい条件、それは、

①リコッタが新鮮であること(個人的にはリコッタは滑らかに漉されすぎず少しザラザラしていた方が好き♪)

②皮はある程度の厚みがあるものの、かじるとサクっと軽やかで、ホロホロ、、、と崩れること

③リコッタと皮のバランスが良いこと

シチリア人的にはこれに加えて、

④大きいこと!

がきっと加えられるはず(笑)

リコッタの中にチョコチップが入っていたり、オレンジの砂糖漬けが入っていたり、オレンジが飾られていたり、横っちょのリコッタの部分にピスタチオパウダーが付いていたり、アーモンドダイスが付いていたり、、、色々なバージョンがあるカンノーリ。それは、その土地の文化を反映しているから。ピスタチオの名産地、ブロンテでは当然ピスタチオが、オレンジの産地に行くとオレンジが。お店のオリジナルであることもありますが、シチリア旅行の際には、そんなところに注目しながら色々な土地でカンノーリを食べてみるのも面白いですよ♪

一見、作るのが難しそうに見えるカンノーリですが、おうちでも簡単に作れます!「シチリアの伝統菓子とマンマの手作り菓子」にもレシピが載っていますので、是非ご家庭でお試し下さいね!

ちなみに今年のカーニバルは2月中旬。12日~17日にかけて、イタリア全土、各地でお祭りが行われます。シチリアでは、シャッカ、アチレアーレのカーニバルが有名ですが、トラーパニ近辺でもいくつかの街でお祭りが開催される予定です!
by latavolasiciliana | 2015-01-23 16:59 | シチリアのお菓子 | Comments(0)

イタリア人も美食と羨むイタリアの南に浮かぶ島・シチリア島から、トラーパニ在住のREIが食材情報、レシピ、オリーブオイル豆知識など、美味しい&幸せな食卓をお届けします!


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