トラーパニの昨今 2014年

最近、すっかり風景をアップすることが少なくなったトラーパニですが、トラーパニだって相変わらず美しく。

11月になって、バカンスに来る人達も随分減りました。雨が降った日のチェントロは人もまばら。

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雨上がりは石畳が街灯に反射してキラキラ☆

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後ろを振り返ってみると、雨上がりの夕方の空には雨雲が風に乗って動いていました。

トラーパニの街、私が暮らし始めた約10年前と比べると随分と変わりました。2005年のアメリカズカップ開催をきっかけに夏のバカンス地へと進化し始め、その数年後、LCCのライアンエアーがトラーパニ空港に入り始めたことにより、一気に加速。旧市街にはレジデンスやB&Bが増え、それに伴い、バールやレストランなどの飲食店も増えました。

トラーパニにやってくるのは、主にヨーロッパから夏を楽しみにくる人々。気温マイナスの世界から来る人達からすれば、トラーパニの春や秋でも夏みたいなもの。4月~10月までは十分暖かい季節らしいです。そして彼らが好んで入っていくのがオサレ系のレストランやバール。私の感覚ではイタリア=古いものを楽しむ場所、という固定観念があり、最初はオサレ系は絶対流行らないのにな~、、、と思っていました。が、フタを開けてみればそんな事もなく。考えてみれば古いものに囲まれて育ってきているヨーロッパ人は、旅行先でも古いものを見ることをそれほど重要視していないのかもしれません。それよりも自国にあるのと同じようなお店や、英語を話せるスタッフがいるお店が安心感があってよいのかもしれません。

もちろん、伝統料理のお店だっていつも満席。でも数的に言えば、圧倒的にオサレ系>伝統系。

オサレ系レストランは冬になるとスノッブなトラパネーゼで賑わいます。やっぱりここの人も、新しいモノにも触れてみたいらしい(笑)

まぁ、どんな形であれ、バカンスに来る人が増えて街が活気付くのはいいことだと思います。個人的にはもう少し伝統派が出来てくれると嬉しいんですけどねー。

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ここはこの夏に出来た最近お気に入りの一杯飲み屋。

小さなスペースですが店内には樽が並び、そこからグラスに直接、並々と注いでもらいます。座るスペースもナシ、おつまみもナシ。グラス一杯2ユーロ程度。夏はここのグラスワインを片手に道に溢れ出て立ち飲みしているほど流行っていました。

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この日はなぜか、外に椅子が2個だけ出ていて。初めて会った人でもワインを飲みながら楽しくおしゃべり♪ ここで飲んでいると必ずと言っていいほど知り合いに出くわします(笑)

冬のトラーパニは、夏の間、道路にはみ出しているテラス席?が撤去され、閉めるお店も多くなり、落ち着きが取り戻され、、、私がここに来た頃のトラーパニを思い出させてくれます。街の美しさはその頃と変わらないまま。 そしてこの先もずっと変わらないことでしょう。
Commented by cazorla at 2014-11-25 17:35
スペインの田舎 カソルラにも とうとうおしゃれなバルができてしまって だいたい30代40代のこどものいないダブルインカムカップルで賑わってます。 普通のバルのほうが やすくておいしいのに。 ああいうおしゃれなバルは どこの人が作り始めたのでしょう。 すべての根源は京都の懐石料理にあり と思っているのですが。
Commented by latavolasiciliana at 2014-11-27 21:07
★casorlaさん>初めまして!アンダルシアにお住まいなのですね。そちらでも状況は同じ、、、なんですね。クラシックなバールやお店は作るのにもコストがかかるらしく。オサレバールのほうが安く上がり、なおかつ売るときにも売りやすい、、、と言っていましたよ。確かにクラシックなお店に欠かせない木目の家具って結構高いですものね。一方、オサレバールはプラスチックだったりしても、センスよければそれなりになりますものね。
私も個人的にはクラシックかつ伝統的なものを提供するお店が好きなんですけどねー。
by latavolasiciliana | 2014-11-19 21:23 | トラーパニの風景 | Comments(2)

イタリア人も美食と羨むイタリアの南に浮かぶ島・シチリア島から。トラーパニ在住、「シチリア 食のスペシャリスト REI」が市場、食材、レシピ、オリーブオイル豆知識など、美味しい&幸せな食卓をお届けします!シチリア観光情報もあり☆


by latavolasiciliana