2014年 10月 20日
2014年の新オリーブオイルを試飲する!~オリーブ農園日記 vol.19~
私達が毎年持っていくのはアルベルトが運営するフラントイオ。美味しいオリーブオイルを作るには、オリーブの実自体が健康であることはもちろんの事、どのように搾油するかも大きな分かれ道。
さっ!いよいよ私達のオリーブちゃん達の番ですっ!
大丈夫かな~、どんなオリーブオイルになるかな~、、、。
私達の前の順番の人のオイルが出てきました。
きれいだな~♪ いつも思うのですが、自然界に存在している色って人工的には作り出すことが出来ないくらい美しい色で♪
さあ私達の出番!というところで、アルベルトに仕事の用件で呼び出され、、、戻ってみたらもう全部出ちゃってました(涙)
持って帰って早速試飲&試食。
きれいな色♪
写真では光が当たっている部分が少し黄色く見えますが、実際は深い緑一色です。
今年のオリーブオイルは、苦味が強いチェラスォーラ種80%、辛味が強いノチェッラーラ種20%を一緒に搾油しました。やはり熟していたオリーブが多かったので苦味はすごく少ないですが、ノチェッラーラ種からくる辛味がピリピリと気持ちよく♪ 青いオリーブの香り、青い草の香り、そしてほのかな青りんごの香りが感じられます。想像していた以上に美味しいオリーブオイルでした❤
1年に1回のお楽しみ、、、パンに新オリーブオイルをたっぷりとかけて食べるっ!幸せ~~~~❤❤❤
今年は絞れたオリーブオイルの量は少なかったですが、今年も美味しいオリーブオイルが出来ました。1年の苦労が報われた、、、、。
同じ畑から収穫されるオリーブオイルですが、気候条件や手入れの仕方により毎年味が変わってきます。頭では分かってることなのですが、実際に自分で畑仕事をしてみると、より実感がわくのです。そして、美味しいオリーブオイルを作る難しさも肌で感じます。
冬に思った以上の大雨が降ってからというもの、心配続きだった今年のオリーブ。そして夏は気温が上がらなかったため、ハエも続出。(ハエは暑すぎると活動しません。)その上、5ヶ月に渡る水不足、、、(雨が降らない!)そういう今日も少し気温は下がりましたが、日向を歩けば汗ダクなくらい暑いトラーパニ。収穫する人にとってはこの暑さは厳しいでしょう、、、。
今年はイタリア全土で不作だったオリーブ。大きな農園を持っている人はその中でも美味しいオリーブオイルを造る事ができると思いますが、絶対的に量が少ないであろう今年の優良オリーブオイル。皆さん、生産者に感謝の気持ちを忘れずに味わって下さいね!
オリーブ収穫が終わると、冬が一歩近づいてくる感じがする、、、はずなのですが、まだまだ暑いトラーパニ。一体冬はいつ来るんだろうか、、、(笑)しばらくは新オリーブオイルを食べつつ、暑い暑い秋を楽しみます♪