東シチリア周遊美食の旅2014!~第4日目後半戦 モディカと言えば、、、やっぱりチョコレート♪~

美食の旅第4日目後半戦。

チーズを食べ、スカッチャを食べ、レストランでランチをしないまでも、そこそこお腹が膨れたラグーサを後にして向かったのは、これまたバロックの街として世界遺産に登録されているモディカへ。(ちなみに「ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の町々」としてラグーサ、モディカを始めとして8つの街が世界遺産に登録されています。)

モディカ、、、と言えば、思い浮かぶのはじゃりじゃりチョコレート!

このブログを読んでくださっているマニアな方(笑)はもうご存知、、、かと思いますが、一般的にはまだまだ知られていないモディカのチョコレート。スペイン人が新大陸発見とともにヨーロッパに持ち帰ってきたもののひとつ、それがカカオ。モディカはかなり早い段階でスペイン人の統治下に入り、その時にこの街にカカオが伝わました。ヨーロッパの中でもかなり早い段階でカカオが伝わった街です。古代アステカ文明ではカカオはその効用から薬として疲労回復や媚薬として扱われていたカカオそうです。

ではでは、じゃりじゃりチョコレートって何でしょう??

モディカのチョコレートの材料はカカオと砂糖、それにアロミ(天然の香り)のみ。カカオの効用やその特有の香りを損なわないために、カカオは低音で溶かし固めますが、カカオの融点は砂糖に比べるとグッと低いため、砂糖は溶けずにじゃりじゃり感が残る、、、これがモディカチョコレートの正体。

そしてモディカは古代アステカ文明から伝わるチョコレートの街。今でもモディカチョコを作るドルチェリア(パスティチェリアをドルチェリアと呼ぶモディカ)が軒を連ねています。

その中でもモディカ最古のドルチェリア ボナユートはモディカの代名詞。

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そしてここは2005年、私がシチリアで一番最初に働いたお店。モディカはシチリア生活がスタートした想い出の街でもあります。旅ではここボナユートでチョコレート作り見学をさせてもらいました。

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まずはカカオとはどんなものか、、、?ビデオや本を見ながら説明を受けます。手にしているのはカカオの実、カカオの豆、そしてカカオマス。チョコレートは日常的に目にするものですが、その原料のカカオって意外と知られざる存在。ボナユートではSAO THOME(サオトメ)というアフリカ大陸の赤道近くにある小さな島で作られるカカオを中心に使っています。サオトメと言えばお菓子好きの間では、香り高い高級チョコレートとして有名。私も日本にいる時は好んで使っているチョコレートのひとつでした。その名前をモディカで聞く、、、というのもなんか不思議な気分なんですよね。

さていよいよ工房へ!

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後ろに移っているGianni君は工房の長。私がここで働いている間、お世話になったひとりでモディカ弁の達人です(笑)

働き始めた当初、ペンとメモを片手に工房内をウロウロする私は猛烈に彼に警戒心を持たれ、、、。それもそのはずよね。彼ら、このお店で働いてン十年なのに、いきなり日本からきた小娘(当時・笑)がペンとメモを持って「レシピを教えてケロ」と言っているわけですから、、、。最初は私もなぜ?なぜ?と思っていたのですが、警戒心を持たれては仕事にならず。Gianni攻略法として私が思いついたのは、まずはモディカ弁を学ぶ!(笑)言葉が分からなければ、何をやったらいいかも全く分からないし。こうしてペンとメモを置いて、まずはモディカ弁を工房で学ぶことに徹した私、、、、そんな私をGianniはクスクスと笑い始め、少しずつ心を開いてくれたのでした。

ジャンニにはなんというか、日本から来て、ここに居つく訳でもなく、短期間で去るものとして学ばせてもらう、、、という姿勢と心構えを教わった気がします。今ではモディカに行く度に、満面の笑顔で迎えてくれます♪

と、ちょっと懐かしい想いに浸ってしまいました(笑)

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モディカチョコはカカオと砂糖、そして、シナモン or バニラ or 唐辛子を香り付けとして鍋に入れてカカオが溶けるまで火にかけます。カカオが溶けた時点で取り出して軽く練る、工程はシンプルにそれだけ。

その後、グラム数を計りながら型に入れたら、大きな木の入れ物に並べてカタカタ、カタカタ、、、と小刻みに揺らします。← これは面白いので、実際に見たい方は是非来年、この旅に参加してください!(笑)

そしてはい、出来上がり!

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あとは放置したら出来上がり!

工程がシンプルが故に、元のカカオの美味しさがチョコレートの味にダイレクトに反映されます。

美味しいチョコレートの秘密、、、色々とあるわけですが、このブログでは到底書ききれず。現地にいらした方にはじっくりと説明しますよ~♪

チョコレート工房見学の後は、モディカ菓子、カンノーリ、チョコレートリキュールの試食。私はお腹いっぱいになっちゃうので、お客様に明日の朝ごはんに、、、と持って帰っていただきました、、、。

ボナユート近くのインフォポイントではなんと私の著書2冊を置いてもらっています。

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以前、インフォポイントの方が、ボナユートのオーナー息子ピエルパオロを通じて、私が本を出したことを知り。是非インフォポイントで販売したい!と声をかけていただきました。モディカにいらした日本人の方に、この本の存在を知っていただければ、、、と思い、置かせていただいたのですが、まさか売れる訳はないよな~、、、と思っていたのですが、な、なんと「おうちレシピ」が1冊売れてた!購入いただいたのはフランス人だそうで♪思いがけずフランスに持ち帰られたおうちレシピ。わ~い、嬉しいぞ!

ボナユート見学後は、街を散策。私のお気に入りの場所に行って、日が暮れていくのを待ちます。

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夕暮れになると街灯が灯り、渓谷に沿って並ぶ家々を照らし始めます。モディカに住んでいる当時、私はこの真正面の辺りに暮らしていました。本当に懐かしく。

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私の家からはこの教会が真正面に見えていました。今思えばなんと贅沢な環境だったことか。。。

さてこの日の夕食。。。4日目にして胃が疲れてきた模様で。。。モディカの伝統料理を食べる予定でしたが、さすがにフルコースは無理。それぞれ1皿を頼むことにしました。

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この日の当たりは下の写真、ソラマメのパスタ!スープのようでもあり、、、パスタが見えませんが、下のほうに手打ちパスタが潜んでいます。オリーブオイルがアクセントになり美味♪ 冬の一皿ではありますが、疲れた胃にやさしく美味しかった、、、そうです(お客様談)。

盛りだくさんだった4日目。でもやっぱり食べることは楽しいのでありました♪
Commented by accaesse at 2014-10-09 09:51 x
この春、息子一家と駆け足で回ったラグーサにモディカ、とても懐かしく読みました。あっ、ちなみにヤングモンタルバーノより本家の方が好きです。特にファツィオがね^^(日本のスカパーで放送しました)
ボナユートの内側ってこんなんなんですね~~!
私の行った日は、すごいお客さんで!カウンターの前にはわんさか人だかり。イタリア方式の列なき列に、気合を入れて買い物したのが昨日のようです^^
1人で対応してた若いスィニョーラが、あせることなく淡々と、でも感じよかったのも感心しました。日本人、いや私だったら、ありえない落ち着き!でも順番をめぐって争わないお客さんにも感心。
チョコレートは試食を繰り返してるうちに、何がどうだったか分からなくなったりね
ヨメさんが「これ、ものすごく美味しいよ」と差し出してくれたカンノーリとか、reiさんの本を読まなければ知らなかったムパナティッギとか、よそでは味わえないものがたくさんでした!
やっぱり駆け足じゃなくゆっくり行きたいな♪
Commented by latavolasiciliana at 2014-10-23 17:37
★accaesseさん>思いっきりお返事遅れてごめんなさいっ!
このコースを回ったのですね~♪
ボナユート、夏は本当にすごい人っ!(@_@;) 今の時期でも結構人はいますけど、夏は殺人的です、、、スタッフもゲッソリ(笑)
ボナユートはチョコレートのお店ですがカンノーリも美味!
またいつか、accaesseさんとシチリアを周ることができたら嬉しいですー♪
by latavolasiciliana | 2014-10-08 04:40 | ラ ターボラ シチリアーナ | Comments(2)

イタリア人も美食と羨むイタリアの南に浮かぶ島・シチリア島から、トラーパニ在住のREIが食材情報、レシピ、オリーブオイル豆知識など、美味しい&幸せな食卓をお届けします!


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