2014年 08月 18日
シチリアの夏の保存食
トマト、茄子、イチジク、プラム、、、夏は色々な野菜や果物がたわわに実るシチリア。この大地の恵みを年中美味しくいただけるように、夏は保存食を作るシチリア。
先日、料理教室でドミンゴ家に行ったらパパの納屋に今年のトマトがぶら下がっていました。比較的空気が乾燥しているシチリアでは、皮がちょっと厚めのトマトをこうして糸にひっかけて天井にぶら下げます。不思議なことにこれが冬まで、、、うまくいけば春ごろまで、持つのです。マンマは冬に肉のブロードを取る時は、必ずこのトマトを使います。冬のトマトは温室栽培。夏のシチリアの太陽をたっくさん浴びたトマトとの味の違いは歴然ですから、、、。
庭にはマンマが作っている干しイチジク。これはクリスマス時期になると作るイチジクのビスコッティのための大切な材料。これも夏の甘みがたっぷりある果物を冬まで持ち越して、クリスマスのご馳走時期に、、、という昔の習慣です。
すっかりおなじみのトマトソース大作戦も既に行われていますが、今年はまだ参加していない、、、次回はお手伝い(ほとんど手伝いにはなってないけど)に行ってくるかな?
こうして季節の美味しい食材を他の季節に楽しむための保存食。季節の風物詩みたいで見ているだけでも楽しいもの。
私は今年はカポナータ大作戦を行う予定。夏野菜は今が大量に採れる時期。今週あたり作ろうかな?