2014年 07月 23日
パンテッレリア島の小人達
そしてそこに生息する木々は、、、
ほぼ地面を這うオリーブの木。
ブドウの木も上ではなく横に伸びていきます。
トマトも低いっ!
そう、パンテッレリアの木は風で倒れないよう、そしてせっかくついた実が風で落ちないよう、ほぼ膝丈くらいしかないくらい低い木ばかり。そしてその木達は手で積み上げた石壁によって風から守られるように栽培されています。
ちなみに一番上のオリーブの木、これで1本、、、。真ん中に幹があって枝が横に広がっていっているため、1本なのに巨大な面積に広がっていました(汗)
乾燥を好むケッパーはパンテッレリア島中、どこに行っても岩から生えてますが、土に栽培されている畑もあって。やっぱりこれも超低木で地面に這っています。
トラーパニもパンテッレリアほどではないですが、風が強い街。なので、ブドウの木は比較的低く、尚且つ低い位置にブドウが成るように剪定されます。が、さすがにオリーブは、、、横には伸びておらず上に伸びています。
いずれも大変だな~、、、と思うのが収穫。
平地が少ないパンテッレリア島は斜面に沿って段々畑になっていて、必ず風除けの石壁があるため、収穫は機械で行うことができず。
オリーブの収穫は上を向いて手を伸ばして収穫するので、収穫するものの中では意外と楽なはずなのですが(それでも大変ですが・汗)、オリーブも、ブドウも、トマトも、ケッパーも、、、、ほぼ地面に実が成ってますから(汗)直立したままで収穫できるものなんて、この島には何一つありません。すべてがほぼ地面にあるものを手摘みしなければなりません。
自然と対峙する全国各地の農家さんにはいつも頭が下がる思いです。
パンテッレリアでは8月上旬からブドウの収穫が始まります。感謝の気持ちをこめて、今年もパンテッレリアのワインを美味しくいただきたいと思います♪